少し前に、コンビーフを生まれて初めて食べて、
その背徳的美味さを知ってしまった娘ですが、
「コンビーフなんかより、もっと破滅的に美味しいものがあるんだよ。ウシシ・・・・」
そう言いながら、戸棚だから出して見せたのが、
これ。
スパム。
「どれくらい美味しいいの?」
「そうだな〜。翌朝には顔にニキビができるくらい美味しいね〜」
「え〜っ!?かなりやばいじゃん。体に悪くて美味しい成分がいっぱい入ってるってことじゃん」
「そうそう」
「じゃあ、受験が終わったら食べたい」
「そうだな。終わったらだな。今度の日曜のお昼にスパムおにぎりにして食べるか」
「おにぎりにするの?これを?」
「そうなんだよ〜。しかも、間にマヨネーズを塗るんだよ〜」
「えー!?スパムにマヨネーズ?それ、完全にアウトじゃん。絶対に美味しいじゃん!」
「だから、日曜までには受験を終わらせてくれ〜」
そして、
今日はその日曜日。
現在、受験は終わっていない。
だから、今日のお昼のスパムおにぎりはお預け。
第2、第3志望は受かったけれど、第1志望は残念ながら不合格。
明日の最終試験に全てをかけるのであります。
だから、
体調を整えなければならんので、
我慢我慢。
親も我慢。
まあ、
第3志望合格の時は、
「よかったよかった」
第2志望合格の時は、
「え〜!?マジ〜!?すごいじゃん!おめでとう!」
奥さんは嬉し号泣。
親は、もう十分親孝行だよと思っておるのですが、
本人は全く納得していない。
目の輝きはまだ失っておらんのです。
「え〜?スパムおにぎり食べようよ〜」
という、誘惑の言葉をグッと口の中で堪えて、
娘の背中をただただ、
すごいな〜。根性あるな〜。
と、見つめているだけのわたしでした。
今週中には、スパムおにぎり。
アップしますよ。絶対に!
