レスキュー女子es番外 『料理でコーチング』 -6ページ目

 

 

 

少し前に、コンビーフを生まれて初めて食べて、

 

その背徳的美味さを知ってしまった娘ですが、

 

「コンビーフなんかより、もっと破滅的に美味しいものがあるんだよ。ウシシ・・・・」

 

そう言いながら、戸棚だから出して見せたのが、

 

これ。

 

 

スパム。

 

 

「どれくらい美味しいいの?」

 

 

「そうだな〜。翌朝には顔にニキビができるくらい美味しいね〜」

 

「え〜っ!?かなりやばいじゃん。体に悪くて美味しい成分がいっぱい入ってるってことじゃん」

 

「そうそう」

 

「じゃあ、受験が終わったら食べたい」

 

「そうだな。終わったらだな。今度の日曜のお昼にスパムおにぎりにして食べるか」

 

「おにぎりにするの?これを?」

 

「そうなんだよ〜。しかも、間にマヨネーズを塗るんだよ〜」

 

「えー!?スパムにマヨネーズ?それ、完全にアウトじゃん。絶対に美味しいじゃん!」

 

「だから、日曜までには受験を終わらせてくれ〜」

 

 

そして、

 

今日はその日曜日。

 

 

現在、受験は終わっていない。

 

 

 

だから、今日のお昼のスパムおにぎりはお預け。

 

 

第2、第3志望は受かったけれど、第1志望は残念ながら不合格。

 

明日の最終試験に全てをかけるのであります。

 

 

だから、

 

体調を整えなければならんので、

 

我慢我慢。

 

親も我慢。

 

 

まあ、

 

第3志望合格の時は、

 

「よかったよかった」

 

第2志望合格の時は、

 

「え〜!?マジ〜!?すごいじゃん!おめでとう!」

 

奥さんは嬉し号泣。

 

 

親は、もう十分親孝行だよと思っておるのですが、

 

本人は全く納得していない。

 

 

目の輝きはまだ失っておらんのです。

 

 

「え〜?スパムおにぎり食べようよ〜」

 

という、誘惑の言葉をグッと口の中で堪えて、

 

 

娘の背中をただただ、

 

すごいな〜。根性あるな〜。

 

と、見つめているだけのわたしでした。

 

 

 

今週中には、スパムおにぎり。

 

アップしますよ。絶対に!