氷雪のバラ | ご飯、ときどき雑記

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暦は今日から春


去年もらったクリスマス・プレゼントは、ひとつだけ。


バラ農園に季節外れだからと断られたにもかかわらず
無理やり頼み込んで直送で取り寄せた・・・
という、ずしりと重たい苗の鉢をひとつ「はい」と
渡された。


「ありがとう」と受け取ったものの
ワタシは、自他ともに認める園芸オンチで
切り花は持たせる自称天才(ホントか?)でも
鉢植えは『ポトスでさえも枯らすオンナ』で
まかりとおっている。
我ながら、恐るべき代名詞だ。


贈り主は、「色も香りも、絶対気に入るはず」と
絶大な自信と、満面の頬笑みとともに
心をこめてプレゼントしてくれた。
ありがたかったが、もうそれから「花開かなかったら
どうしよう・・・」と、気が気ではない。


冬の剪定が終わったバラは、接ぎ木の根元から
三叉にわかれた太い枝がにょきっと出ていて
その上部は、すぱりと3本とも切られている。
しかし、バラはバラ。
りっぱな棘がある。


節分の前夜、横なぐりの重たい雪が
冬の夜気に漂うもろもろをすべて清めるように
ひさしぶりに降り積もった。
バラの鉢は綿帽子を被ったようになり、
「部屋の中に避難させるの?」と
大慌てで問い合わせるメールをしてしまった。
「外で大丈夫だから。といっても、もう夢の中?」と
深夜に返信があり、ほっとしつつも
半信半疑で眠りについた。


翌朝、おきるやいなやカーテンをひき、ベランダの鉢を
確認した。
朝日の中、バラは樹氷のようになっていた。
赤い小さなやっと出ていた芽のひとつひとつが
すべて透き通った、ちいさな氷の涙のつぶに
閉じ込められていた。
きらきらと美しかったが
無事は無事でも、こんなに凍えたら
もう駄目かもしれないとすっかり、気落ちしてしまい
バラに「ごめんね」と話しかける。


弱い日差しがさすにつれ
氷の粒はゆっくりととけ、やがて消えた。
芽のひとつを見やったとき、「!?」
驚いたことに、氷に閉じ込められながら
芽は一回り大きくなっていたのだった。
なんという植物の生命力だろう。
もし、がんばってくれてこのままうまく花開けば
5月にその姿を、私に見せてくれるはずだ。
この先、ハラハラどきどきは

まだ続くことになりそうだ。


バラの名前は「Delicious Mood」
白い清楚な色と、華やかな香りが特徴という。
少なくとも、名前は食い気がとりえの
私にこれ以上はない贈り物かもしれない。
自爆



今日の一曲

 ♪Come Back To Me - Janet Jackson♪

  (YouTUBEのリンクです)


windtalker minsuke 2009 去年のワタシは今頃こんなことをしてマシタ

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