"木材は自然の育てた、優れた材料"


健康素材として最も価値のある材料で一般に普及しているのが

木材となりますが、洋風化の下で踏みにじられ、教育の中からも

抹殺されてきたのが、木と木の住まいということになります。


例えば、阪神淡路震災の時、結構、地域工務店の建てた一般に言う

建売住宅系統は、大手ブランド鉄骨系の家に比べ、その強さと品質を

問われることとなり、随分衰退した経緯があります。


それは、木造だからというものでなく

其の地域の建築、特に関西特有の儲け主義的低レベル建築技術による

人為的問題が露出したものと、当時数十件の耐震チェックをした私の考えです。


さて、木材というと即、欠点を並べられることもあります。

腐る 燃える 曲がる 使いにくい・・・・などなど

確かに一面では欠点のようですが、工業資源化への流れの中で

木材攻撃のために使われてきた台詞でもあります。


欠点とされるからこそ、木材の素晴らしさ、自然の為せる

偉大さがあるとは余り考えられていません。


「腐る」

木は生きている自然の素材である限り腐朽菌によって

腐るという必然性をもっています。

しかし、水分調整-乾燥をして含水率を20%程度にすれば

腐ることはほとんどなくなります。


其の証明として、奈良の東大寺や法隆寺の建物があります。

上手くコントロールされ管理される乾燥した木材は

鉄やコンクリートの比では無いのです。


要は、自然の植物性素材であることを忘れないで、

わたしたち人間が上手く使えるかどうかということなんです。


同時に腐るからこそ、自然と地球環境に良いとも考えられます。

加工にも少ないエネルギーですみますし、廃棄しても土に還る

優れた環境循環素材でもあります。


人工的に作り出された無機質材・自然の営みに還らない材が

自然にも人間にも良くないことと対比すれば、

いっそう、木材の良さが見えてくるはずです。


地球の風・・・(田舎の建築家のコラム)より

1/23に四国のほんの小さな組織ではありますが

今後の地域の様々な問題に対して

ネットワークを構築して交流と提案・・そして行動を目的として

設立することとなりました。現在、四国内16の団体と45名の個人の参加です。


いろんな方々がいます。文句いいのおっちゃん、就活中の学生、元気あふれるおばちゃん

大学の教授、次期市議会議員を目指す方、山師、LED会社の営業、消費者団体の代表

建設組合の事務局長、イベント施設の館長、エステサロンのオーナー、環境活動家

建築家、主婦、地方の老人会会長、現場監督、婚活の忙しいOLさん、自然派農家

落語家、レストランオーナー、自然エネルギーの活動家、隠れ行政マン・・・などなど


地域には地域特有の問題があります。

例えば、進まぬレジ袋削減の為の活動、子どもの声が聞こえない町風景

竹に侵食される里山、食品の偽装問題、消費者詐欺の問題、農山村や漁村の過疎化

言葉だけの市民と行政の協働、海のゴミ問題、新しい公共、地球温暖化による気候変化での

地域での取組、前の見えない若者の雇用の問題、格差の広がる都市部と地方の問題・・・・などなど


一杯一杯あります。

ただ、以前のように「環境活動」って言えば、皆さん引き気味になりますから、

では、地域に住む一人の市民・住民として

「さあーどうしたものですかね.」から始めてみることにしました。

皆さん、切り口、きっかけはそれぞれですが

最終的に目指すものに、大きな違いはありません。


なら、とにかく、つながり、そして、交流+共有でお互いを知る

そして、仲間として、企画し提案し、次に続く人材育成と

新しい公共を担う地域独自の大きな輪(環)で、一つ一つを大切に対処し、支援する

そのためには、まだまだ、多くの方々のパワーと声、意識が必要です。


是非、ご参加ください。四国外の方でも、今後のためにつながりましょう。


地球の風・・・・でした。


追伸-この内容については、1/24の徳島新聞にも報告されていますので、宜しく・・

しばらく、バタバタしていたので間が開いちゃいました。


■年輪のゆらぎが心地良さを生む木材


ゆらぎとは、連続するものの間のズレで、機械的に作られる

均質なものからは生まれません。

自然界は全てゆらぎをもっています。

ゆらぎの中でも人間の快感覚を刺激し、心地よさと活力を生むのが

1/fゆらぎであり自然界の音、風、光、星のまたたき、川の流れ

波等は全てゆらいでいて、その多くが1/fの揺らぎとなって

私達人間に心地よさを感じさせているのです。


1/f2ゆらぎでは眠気がさし、まだるっこく、ズレ(乱れ)が乱雑で激しいと

きたなく邪魔な雑音、騒音、不快音になります。


木材のゆらぎは年輪に集中していて、

等間隔に見えてもズレがあり、

それが基本的には1/fゆらぎとなっています。

その年輪が材面に表されるのが木目であり、

柾目も板目も、その間隔と木目の流れが

ともに1/fゆらぎとなるものを多く存在します。


1/fゆらぎが人間の快感覚を刺激するのは

人間の生体リズム(心脈、呼吸等)が1/fゆらぎとなっており、

外部のゆらぎと同調し、共振共鳴するからだと言われています。

木材はイグサ等とともに1/fゆらぎが多い材料で

ゆらぎこそが木材の命となります。



地球の風・・・・(田舎の建築家より)

木の話、読んでいただけてますか?

少しでもお役に立てればグッド!です。


では、今回は「木材と音について・・・吸音性と遮音性」


畳とともに木材は、建物の室内から発生する様々な音(低音・中音・高音)

をバランスよく吸収し、不快感を残さず、適度な残響を残してくれます。

吸音率は250hzの周波数でコンクリートやビニールの20倍にもなります。


木材は軽くて強いことが特長でありながら、ある程度の遮音性ももっています。

同時に、人間の耳には聞こえない樹木や自然界が発生する

超高周波音を通し、五感の快感覚を育ててくれるのです。


この自然界の超高周波音は大体において1/fのゆらぎになっていて

まいなすイオンを伴っていると見られています。


音と木材の関係では、残響性とともに、音をまろやかにする特性があり、

コンサートホールで多く使われています。

また、適度な共振性を生かして昔から多くの楽器に

良く使われてきたということになります。


地球の風・・・・・「田舎の建築家りコラム」より

~木は生涯に、2度大きな仕事をする~


木という素材は、其の生涯で2度大きな仕事をし、

また、自然に還っていきます。


1度目は、山で立っている時で、

2度目は切られて私達人間の役にたっているときです。


立木と森林の最大の仕事は大きくわけて4つあります。

①・・・地球温暖化の最大の要因であるCO2を吸収し、地球の生物を育む

     酸素を排出ことで、つまり光合成といわれています。

     この作用は樹齢50-60年でピークをむかえます

     たとえ、古木といえど木として存在する間は炭酸ガスを閉じ込めています。


②・・・土壌を育てています。特に常緑広葉樹は良質の水を育み

    落葉広葉樹は葉を枯らし落とす、この葉が有機物を豊富に含む土を育てています。


③・・・水源涵養という保水能力をもっていて、降った雨を蓄えて、浄化し少しずつ

    放出する力をもっています。これが俗に言う、緑のダムというものです。


④・・・森林は地球の生態系を養っているといわれていて、

    多種多様な木が鼻を咲かせ、実を結び、微生物から小動物を養い、

    それをまた、人間やその他の動物が食べるという生命の循環をしてくれている

    宝庫で、緑と四季の変化を映し、人間の感性さえも育てる役割を果たしています。


その他、木は自らが外敵から身を守るためにフィットンチッドという芳香物質を出していて

人体にも効用をもたらし、森林の中に入ると自然のゆらぎとマイナスイオンに満ちています。

それが森林浴というリフレッシュの最良の場とも言われているのです。


地球の風・・・(森の案内人コラムより)