78653(ウェスパ椿山駅) | 海水浴特急【全国保存蒸気機関車めぐり】

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全国各地470余りの保存蒸気機関車を訪ねています。現在の訪問数450機です。

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青森・秋田の保存蒸気機関車めぐり、8機目はウェスパ椿山駅に保存されている78653です。

78653
1924-10月:日立製作所笠戸製番138 配属神戸局配置姫路区
1932-5月:湊町区
1937-12月:高島区
1939-4月:常陸大子区
1960-1月:佐倉区
1961-2月:平区
1969-10月:水戸区
1970-4月:廃車
1970-9月:日立市神峰公園にて保存
2006-7月:深浦町ウエスパ椿山駅に移設保存


48640に続き8620の保存機です。しかし78653は五能線を走った機関車ではなく、主に関東で働いた機関車です。最初の保存先だった日立市で状態が悪化し、解体の話が出たところでこちらに引き取られました。鯵ヶ沢に保存されていた48640は新里駅に移転後もさらに状態は悪化し復活は厳しいでしょう。そこで同じ形式機関車を招聘したものと思われますが、対面した78653もあまり状態は良くありませんでした。

ロッドには錆が浮き、窓ガラスの代わりのアクリルも変色しています。キャブ内のメーターもすべて失われ、荒廃ぎみです。やはり露天で海に近いという環境が機関車の保存には厳しいものと思われます。それでも48640よりは良好な状態であり、かつて8620の走った五能線の活性化に役立てるかも知れません。78653は化粧煙突に標準型のデフ、そして蒸気ドームには「日立製造」の銘板が取り付けられている特徴ある機関車です。48640の二の舞にならないようしっかりと整備していただき、これからの五能線の顔となって欲しいものです。


※2016年10月9日訪問
※2016年新規訪問数 51機
※累計訪問数  448機