D51470(岐阜市梅林公園) | 海水浴特急【全国保存蒸気機関車めぐり】

海水浴特急【全国保存蒸気機関車めぐり】

全国各地470余りの保存蒸気機関車を訪ねています。現在の訪問数450機です。

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

イメージ 18

岐阜プチ保存蒸気機関車めぐり、2機目は岐阜市梅林公園に保存されているD51470です。


D51470
1940-2月:大宮工場製番16 配属東京局配置新鶴見区
1944-9月:平区
1945-11月:高崎第一区
1963-9月:厚狭区
1973-2月25:美祢線SLさよなら列車
1973-4月:長門区
1974-4月:廃車
1974-5月:岐阜市梅林公園にて保存


このD51470は私の友人グループが整備している機関車です。保存から今年で40年、1990年頃一時は状態が悪化し荒廃しかけたところを、近くに住む元国鉄機関士の方の作業により徐々に回復しました。2005年からは私の友人他のメンバーも加わり、大規模な補修が行われました。そして2005年3月に待望の屋根がつきました。以前にも中京地域の保存蒸気整備にかかわるネットワークがあることをご紹介しましたが、
このD51470もその一員です。毎年3月に公開日がありお誘いを頂いていたのですが、なかなかタイミングが合わず今回初めての訪問となりました。

当日は生憎の雨・・・でもせっかく来たのだからと撮影に向かいます。屋根付で保存されているD51470は、遠目にもその状態の良さがわかります。フェンスに近付くと、ゲートは開いていて機関車に近付くことができます。嬉しいですね。かなりの雨なのに濡れることもない機関車は、外装は言うまでもなく、ロッド類も磨き上げられていて今にも動き出しそうな印象です。D51470は厚狭機関区の模範整備機関車で、当時はデフに鷲のマークを付けていたそうです。現在その鷲マークも復元され、デフに装着されています。キャブ内も非常に素晴らしい状態で、一時期荒廃しかけた機関車とは思えません。

ここで面白かったのが「汽笛体験器」です。キャブ内に引かれたホースの先から息を吹き込むと外から「ぽーっ」という音が響きます。もちろん本物の汽笛を鳴らしているわけではないのですが、リアル感があって子供たちには大うけでしょう。このような装置は他で見たことがなく、もっとたくさんの保存蒸気機関車に広まればいいなと思いました。

雨で薄暗い中の訪問でしたが、見学後にはとても清清しい気持ちで公園を後にしました。


※2014年11月9日訪問
※2014年訪問数 91機
※累計訪問数  352機