D5118(宇部市常盤公園内石炭記念館) | 海水浴特急【全国保存蒸気機関車めぐり】

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全国各地470余りの保存蒸気機関車を訪ねています。現在の訪問数450機です。

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広島~山口の保存蒸気めぐり、14機目は宇部市常盤公園内に保存されているD518です。


D5118
1936-3月:汽車製造大阪製番1375 配属仙台局配置長町区
1946-5月:門司区
1962-11月:熊本区
1963-8月:出水区
1966-1月:吉松区
1970-10月:厚狭区
1972-12月:廃車


D51300ショックの後宇部へと向かいました。常盤公園は渡辺祐策らにより寄贈された常盤湖周辺の土地をもとに、宇部市が1925年(大正14年)に開設した広大な公園です。その一角にある石炭記念館は1969(昭和44)年、日本初となる石炭記念館として開発されました。宇部炭鉱は、宇部市海岸からの沖合に伸びる海底炭田(宇部炭田)で、現在の宇部興産の前身です。やがて宇部の化学コンビナートへと発展するきっかけとなりました。

その石炭記念館の傍らにD5118は保存されていました。久々のナメクジです。機関車の状態は屋根がないこともあり、全体的には塗装も少しくたびれた感じです。しかし管理された公園内ということで部品の欠品等も少なく、状態は悪くはありません。ただこちらも配管の黄色、動輪の白など、現役時代にありえない塗装がされているのが残念ですね。次回の整備の際はぜひ小瀬木塗装さんにお願いしてもらいたいものです。

そしてここが面白かったのは何と言っても石炭記念館です。普段なら機関車めぐりの際は時間もなくこういった記念館などの見学はしないのですが、入館無料につられて私一人でついふらっと入ってみました。
入口正面のエレベーターで展望台に上ります。この展望台はかつて東見初炭鉱で実際に使われていた立抗櫓で、地上高37メートル海抜65メートルの高さです。ここからの景色がまさに絶景!遠く瀬戸内海や宇部空港も見渡せます。公園の方に目を移すと眼下のD5118が真上から見えます。保存蒸気機関車を真上から見たというのも初めてで新鮮でした。するとその横で東板橋村くんが私を探してきょろきょろしているのが見えました。携帯で電話して展望台に呼び寄せます。到着すると東板橋村くんもその眺望に感激!遠くに灯台も見えたのでさらに喜び倍増だったようです。展望台を降りて見学した館内も面白展示が満載!こちらは東板橋村くんのレポートをお楽しみに。大はしゃぎでD51300でブルーになっていた気分がすっかり回復しました(笑)

※2014年3月22日訪問
※2014年訪問数 24機
※累計訪問数  285機