D51513(板橋区城北交通公園) | 海水浴特急【全国保存蒸気機関車めぐり】

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全国各地470余りの保存蒸気機関車を訪ねています。現在の訪問数450機です。

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蕨からは一旦都内板橋区に移動しました。
保存蒸気機関車めぐりは、隣県であっても距離的には近いところから訪問します。


D51513
1940-12月:国鉄大宮工場 製番26新潟局配属
1940-12月:直江津区
1955- 8月:新津区
1968 現在:酒田区
1972- 6月:廃車
1973- 3月:現在地にて保存


このD51513は水戸千波公園のD51515と共に、私の地元本牧市民公園に保存されているD51516の兄弟機になります。なのでディティールは似ていて、訪問する前から親近感を覚えていました。しかし実際に対面した513号機はあまりの状態…もう何年も整備されていないのは明らかで、動輪・ロッドまわりも錆だらけです。それでは誰からも見捨てられて放置状態なのか?と言うと、全くそうではないのです。

この板橋区城北交通公園は、交通公園としては大変充実していて、この日も多くの家族連れが訪れていました。隣接する「交通資料館」内には、蒸気機関車に関するたくさんの説明パネルや写真、そして大型のC62をはじめとする鉄道模型の数々が展示されていて、中央にはHOゲージのジオラマがあり定期的に運転されています。子供たちの来館も多く、みんな楽しそうにジオラマに見入っていました。
本物の蒸気機関車があり、それについての知識も学ぶことができる、小規模な保存施設としては理想的な環境と言えます。しかし肝心の主役ともいえる保存蒸気機関車がなぜこの状態なのでしょう?交通資料館を見た子供たちはすぐにD51513に駆け寄り、実際の大きさに感動したりキャブ内で機関士気分に浸っています。こんな廃れた状態ではなく、黒光りした迫力満点のD51513を見せてあげたいと誰も思わないのでしょうか?保存蒸気機関車と地域住民との関係がとても良い場所だけに、残念でなりません。



※2013年1月27日訪問
※2013年訪問数11機
※累計訪問数 63機
(再訪問は含みません)