不完全な切り紙細工 -6ページ目

不完全な切り紙細工

 誰も聴く人がいないのに歌いつづける歌がある
誰も見る人がいないのに踊りつづける踊り手がいる
誰も読む人がいないのに書きつづけられる言葉があって
不完全な切り紙細工を幾つも幾つもつなげていけば
そこに何かの絵が生まれるものと願う鋏がここにある


             シュガーさんのブログで紹介されている建物と隅々
             この営みのすべてに拙き賛辞を贈ります シグ






 





 時をとどめよ

 我が手にて

 赤き鉄を鋳て

 わが差し出す想いを壁に掛け

 時の名を部屋べやと壁と列柱(はしら)に与えたる

 見失われしトラクター

 子ども心の自転車を

 あたかも今であるかの如くそこに置き

 時を忘れて憩わしめ

 風に腕を広げし高き塔

 時を屈折させる丸きレンズを窓にして

 光で風車(かざぐるま)を回しおく

 この風の家

 わが生き来し方を象(かたど)りて

 わが懐(ふところ)の

 翼広げし鴻(おおとり)となれ














Me and My Arrow by Align in Time
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