時の形象の家 | 不完全な切り紙細工

不完全な切り紙細工

 誰も聴く人がいないのに歌いつづける歌がある
誰も見る人がいないのに踊りつづける踊り手がいる
誰も読む人がいないのに書きつづけられる言葉があって
不完全な切り紙細工を幾つも幾つもつなげていけば
そこに何かの絵が生まれるものと願う鋏がここにある


             シュガーさんのブログで紹介されている建物と隅々
             この営みのすべてに拙き賛辞を贈ります シグ






 





 時をとどめよ

 我が手にて

 赤き鉄を鋳て

 わが差し出す想いを壁に掛け

 時の名を部屋べやと壁と列柱(はしら)に与えたる

 見失われしトラクター

 子ども心の自転車を

 あたかも今であるかの如くそこに置き

 時を忘れて憩わしめ

 風に腕を広げし高き塔

 時を屈折させる丸きレンズを窓にして

 光で風車(かざぐるま)を回しおく

 この風の家

 わが生き来し方を象(かたど)りて

 わが懐(ふところ)の

 翼広げし鴻(おおとり)となれ














Me and My Arrow by Align in Time
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