闇の刃 | 不完全な切り紙細工

不完全な切り紙細工

 誰も聴く人がいないのに歌いつづける歌がある
誰も見る人がいないのに踊りつづける踊り手がいる
誰も読む人がいないのに書きつづけられる言葉があって
不完全な切り紙細工を幾つも幾つもつなげていけば
そこに何かの絵が生まれるものと願う鋏がここにある

 
 

 
     一瞬の刃が闇をまっすぐに切り裂いて消える

     涼風がすみやかに近づいて来て

     心地よく闇

     あとは

     蛍







『闇の刃と蛍』
















     実はあれこれ描き変えながら考えていたのですが

     このような暗い(あるいは黒い)色は
     スマートホンとパソコン画面でかなり発色が異なる
     スマホでもとアイホンとアンドロイドとで
     また画面の解像度や大きさでも見え方が異なってしまう

     という問題があるんですよね

     ああ それにモアレの問題も・・・






  Z Y
  X W



 下のものは
 これに変えてすぐ考え直して捨ててしまったものです

 なぜかというと
 黒が勝ちすぎて黒の下に何重にも下塗りした色が消えちゃって
 色ヴァリアンス(色のヴァラエティみたいなもの?)が減ってしまったと
 感じたからなのでした

 (僕の「闇」のイメージは烏の黒なんですよね
  イソップ童話で全部の色を塗ってもらったので結局黒になった
  でも もしかしたらそういう黒は美しいのかもしれないと思うのです)

 しかしそういう色のヴァラエティは
 パソコンやスマホの画面ではうまく再現されない可能性も大きいんでしょうね

 実はそうなるとCG的な(digitalな)絵や写真というものは
 そもそも

 「本質的に本物が存在しない!」

 ということになるのかもしれません(紙やキャンバスの重みですね)


 さて
 もしかしたら
 これ↓のほうが黒が生きているのかもしれませんね
 (これは実は青紫が勝っているのですが・・・)

 ううむ シュガーさんの意見に転向しようかなあ・・・(笑)