星野 夏の暗夜 深い宇宙の井戸の底で 数多の星が眠ったまま 意識を持たぬままに生まれて流れ来る 我らの星はその一点に及ばず 我らもまたその一点にもあらざれど 濡れた風になぶられる意識あり 遠く暗夜の底の銀河に思いを致し 圧倒的なる星野の耀きに言葉失うとも この意識の覚醒に拠(よ)り 確かに星を望める者となる 不可思議なるもうひとつの宇宙 意識に因(よ)りて 空に対峙して 呼吸する者となり 怖(おそ)れることなく ただ正当なる光をのみ畏(おそ)れて生きよ この夜を