昼下がりの
街のカフェテラスで飲む珈琲
何だか少しホロ苦い
ちょっとあの頃の味がする
お酒を飲めない年齢で
それでも少し大人の恋ならば
珈琲くらいしか酔うものはなく
何処かで独り酔いしれていた
良い子は早くお家に帰ろうね
そう言われるたびに繰り返す
エエでも僕のお家はカフェテラス
他に帰れる場所がない
そしたらお巡りさんが言うことは
もうすぐ珈琲のように真っ黒な
疲れた大人の夜が来る
君ならミルクの朝がお似合いだ
きっと僕の人生は
あの愚かな日々から始まって
ずっと一度も変わらずに
とぼけた珈琲ミルクの味がする