車窓 過ぎていく 景色 車窓の外に広がる水田を見る 植えられた若き稲 鏡のように空を映す水 曇り空 ときどき窓に打ち当たる雨 緑濃い丘陵 ただ物憂げに外を見る僕は 自分の呼吸を 過ぎていく光景と 走っていく時間に預けている みどり 浅い緑 草色の平野に点々と置かれた 真っ白な小さなトラック 働いている人は遠すぎて見えないけれど 働いて人は幸せを植える 見事に稔る日を願って働き続ける きっと年老いて腰が曲がるまで 僕のこのいのち どこまで走って行くのだろう みどり 浅い緑の 時間の中を