夜の奥に瞬いていた炎
極北の凍てついた大地の上の
赤い心臓を持ったトナカイたちの群れ
ツンドラに地響き立てて走りゆく
遥か頭上に
ただひとつの座標点
極北の星
ポーラースターの
氷りながらに心を射抜く
言葉をもって
生きることは正に死ぬほどに在ることか
乾いた流砂の海の遥か上を征く西風ゼフィルスの
誰にも伝えなかった秘宝の火
赤く煌めく孤独をこともなげに顕(あらわ)して
喉の奥から歌い来る
光の砂嵐
とめどなき時の流れの中の
不動の星よ
生きることは近づき得ないお前のように在ることか
踊りて在れ
踊りて在れ
星の炎に照らされて
燃え上がりくる己のうちに