また朝が来る また朝が来る 起きあがるのが嫌で 少し退屈なようで 僅かばかりきらりと新鮮な香りと光の 心騒ぐアンサンブル 荒れた風の名残りの風を 窓開けて招じ入れ 裸の想いを確かめる 吸い込んだ外気に そっと忍び込んでいた秋の匂い まだ遠鳴りしている風の谷 やがて訪れる晩秋の予感 君のからだの芯で 凪いでいる海 ああかくも清(さや)けき時の移ろいよ 命ある限り 繰り返し続けて この朝を