ちょっとセピアな夢を見た
電信柱によじ登り
カラスとかぁかぁ語り合い
遠い煙突を数えてた
滑り降りてきた時に
石の六地蔵が笑うから
なんで笑うのか尋ねたら
わしらの石の頭も変わらぬが
お前もいつまでも子どもだな
それから今は廃れた電話ボックスで
自分の部屋にかけてみた
出るはずのない電話から
懐かしい声を聞くたびに
僕はこの愚かな遊びがやめられない
眠った瞼の向こう側
いつまでも夢ばかり見る自分に
僕は何度も笑うのさ
君がいるのじゃなくて
僕がいる午後十一時半
時間をずらして出会う時
淋しさなんて午後の六時には
消えていた
今何時なんて聞かないで
まっすぐ帰ればいいんじゃないかな
腕時計落としたわけでもないんだし
もう会えないわけでもないんだし
ほら電話の向こうでじゃんけんぽん
明日天気になあれ