悲しき水平線 水平線に日が沈むとき なぜだか溶けた海に沈んでゆくように思えるが そんなはずがあるわけもない そんなことをしたら海は煮立ち陸は昇華して 花ひとひらのように消えるだろう でもあの恒星は遥かに遠い宇宙の海に沈むのだ 水平線に日が沈むとき こちらの海は静かな夜になり あちらの海は光烈しき昼を迎える あの一線が私たちを確実に昼と夜とに隔ててしまうのだ それも毎日のように