あなたが聞こえる あなたが聞こえる 春の吐息に 止められない想いに 歩き疲れた花の道で あなたが聞こえる あなたの声が 遠くではない ほんの近くの梢の上から あなたの懐かしい声が 歌っている いつ戻ったの 永い不在の後で 春の宴の近づく頃に なぜ戻ったの 何処に 何処にいて歌っているの 私に向かって 姿見せずに 花の蔭に隠れて なぜ歌っている 何処にいて歌っている あなたが聞こえる 聞こえるのに 姿は何処にもない ああ あなたが聞こえる