透明な鏡 自分の夜に一枚の透明な鏡を抱いて時を待て 暗き地平からやがてこの星が昇り来る日 その鏡にて天空の星を映して見るがよい 何がお前を愛し待ち焦がれ見失い そして捨てたかを 見るがよい そのなめらかに光り耀く肢体を そこにあるのはただのいのちにすぎない もはや自分でも他者でもない者たちよ 幸いなるかな