酔えぬ日 まるで ほがらかに 砂に消える水のごとくに 浴びるように 飲みし酒 なぜ酔わぬ なぜ燃えぬ 軽はずみな生き物のごとくに 喉をすべり 胃の腑を焼くこともなく わが内に強まりしアルデヒド・デハイドロゲナーゼに 砕かれたる炎熱 沈鬱な狂気よ 水のごとくに価値もなく 冴えた目に すべては真昼のように明晰であり 酔えぬ日の 酒はむなし 涙乾いた別れのように 咲かずに 落ちたつぼみのように 夢も見ず 匂うことなく 酔いもせずに 酔えぬ想いに 重ねた杯 置かれたままに 時はすぎゆき 酔わざる我を 我は憎みし