僕が蛙になったなら もしも僕が魔法使いの怒りをかって ゲロゲロ蛙にされたとしたら それまでの人としての人生は きれいさっぱり忘れて 蛇に呑み込まれないように恐れつつ 水辺を泳いでは うるさい蚊たちに舌なめずりして 夕べにはケロケロと鳴き 恋をしては オタマジャクシたちの父になる それが蛙の良い生き方かどうかではなく それだけが許されていて そしてまた生きるに値する <非>選択肢であるからだ それが命ということの 生きていく意味だと思うから ケロケロ ケケロケロケロ 蛙の僕は もう蛙