第9話「スリリング&エキサイティング」



朝、起床後もう一度温泉に入り、朝食へ。

なぜか味噌汁が、鍋からとり放題であった。

ラフティングが8時集合であるため、早々にチェックアウト。

ここで、宿泊代金+ラフティング1日コース代金16800円を払う。

パックみたいな感じになっているので、かなり安い。

近くのラフティング集合場所に向かう。

ちなみに大歩危・小歩危には15程のラフティングをする会社なり、団体があるらしい。

この日のここの団体で、僕らを合わせて20名程度かな?

後から知ったのだが、テレビでも紹介された有名な方がリーダーの団体のようだ。

一通り、注意事項等の説明を受ける。

当日は、渇水の影響をモロに受け、通常は放流しないダムの底の水を放流しているらしく、水が濁っていた。

仕方ないが、また次回、キレイな水の時に来るとしよう。

ライフジャケット装着!

シャキーン!(別に音はならないが)

ヘルメットを装着するといかにもって感じだ。

出発地点までみんなでバスで移動。

ここで、再びボートがひっくり返った際の対処法など、色々な説明を受ける。

そして、いよいよゴムボートに乗る。

今回、僕等3人のボートは総勢8名。

他に2人・3人のお客さんと一緒である。

流れが緩やかな所はみんなで、「いち、にっ」の掛け声でパドルを合わせて漕ぐ。

まず最初の小さな瀬。

ここを難なくクリアし、みんなでパドルを上に掲げて歓喜の雄叫び「イエーイ!」

これが、なかなか気持ちいい。

再び流れが緩やかな所ではわざとボートから落ちて流れを楽しむ。

ライフジャケットのおかげで沈むことはない。

みんなで助け合って、またボートに乗り込む。

この頃にはもうボートの皆には連帯感みたいなものが生まれる。

途中の高い岩の所でみんなで降りて、そこから飛び込みを楽しむ。

結構怖いが、下を見ずに飛び込むしかない。

これはこれで貴重な経験になった。

さらに進んで昼食タイム。

弁当、お茶も用意してくれていた。

休憩後、再び漕ぎ出す。

そして、目の前にはすごい落差の瀬が・・・。

今回のはかなり強敵である。

漕ぎながら瀬に突入~。

はっきり言って皆必死である。

とりあえずクリア。そして「イエーイ!」

ここで、再び瀬に下流から瀬に突入していく。

どうやらこの瀬で遊ぶらしい。

わざとサイドから瀬が落ちるところにボートを持って行き、ボートが暴れるため、皆必死にしがみつく。

でも何人かはやはり衝撃でボートから落ちてしまう。

それも楽しみなのだ。

でも、このボートさばきが大変難しいらしく、百戦錬磨のガイドさんでもかなり苦労していた。

ぼくらは8人乗りのボートだったため、4人ずつに別れて、この瀬遊びを楽しませていただく。

いやー、コレ、最高!かなりハマる。

やった人にしかわからないと思うが、瀬に向かっていくドキドキ感とか、ボートが暴れているときの必死さ。

何度も楽しんで、最後の最後で8人で瀬に突入したのだが、たぶんガイドさんがそうしたのだろうけど、転覆してしまった。

気づいたらボートから落ちてたって感じ。

それはそれで、楽しかった。

ただ、全部のラフテイング会社がやってくれるわけではないらしい。

この瀬遊びをするのは3、4社だけだと後から聞いた。

ここで、僕等は阿波池田駅を4時30分に発車する高速バスを予約してしまっているため、他のお客さんより先に終わることになる。

皆さん、ご迷惑をおかけしました・・・。

そして、リーダーの娘さんの運転で賢見温泉までまた送ってもらい、温泉に浸かる。

ゆっくりしたところで、さらに賢見温泉から阿波池田駅まで送ってもらえることに。

何から何までしていただいて本当に有難かった。

キレイな娘さんにお礼を言い、また再訪することを約束。

僕等は阿波池田駅に着いた。

旅はもうすぐ終わりだ。

梅田行きの高速バスを静かに待つ。



第10話(最終話)につづく・・・。
第8話「前夜祭 」



列車は阿波川口に着いたので、「ミス大歩危」さんに別れを告げ(実際は前を通り過ぎただけ)列車を降りる。

本日の宿「賢見温泉」に電話を入れ、迎えに来てくれるよう依頼、快諾を得る。

ほどなくして、お迎えの車が来たので乗り込む。

もっと年配の人が迎えに来てくれるのかと思ったが、若いにーちゃんでビックリ。

しかも、狭い路地を結構なスピードでとばすので、少々ビビる。

途中、スーパーに寄ってくれて、僕等は、酒、つまみ等を購入。

持込OKなので助かる。

にーちゃんより「1分だけ待ちます」と言われる。

だが、僕等は当然言いつけを守らず、5分以上買い物をしていたので、車に戻ってきた際には、乗り込む前に発車するという罰を受ける。

なかなか、ユーモアのあるにーちゃんである。

10分ほどで、賢見温泉に到着。

時間も遅くなっていたので、荷物を置いてすぐに温泉に行く。

泉質はかなり良いみたいだが、温度が低いのでボイラーで沸かしているんだと思う。

8時をまわると、ボイラーが切れると言われていたので。

温まったところで、夕食を頂くため、食堂へ。

ここで、キレイなおねえちゃんが配膳に来てくれる。

どうやらこの娘もかわいかったらしい。

実際、俺はポジション的にあまり見えなかったのだが。

ということで、よーべ氏とモト氏の協議の結果、この人も「ミス大歩危」に決定。

異例の2人当選である。

さすが、徳島。レベルが高い。

余談であるが、金沢もレベルが高いらしい。

是非、またの機会に確認に行かなければ・・・。

またアホな話で盛り上がりつつ、夕食をたらふく食べる。

ここもボリュームたっぷりでおなかいっぱいである。

その夜、何気なしにテレビをつけると、なんとC-C-Bが演奏しているではないか!

そう、曲はあの名曲「ロマンティックが止まらない」だ。

あのイントロのシンセが流れると、いやでも曲を思い出す。

しかし、当時よーべ氏から借りたCDの中で、俺が特に気に入っていたのは、「LOVE IS MAZIC」という曲だ。

結構マイナーな曲だとは思うが、あの曲をまた聴いてみたくなった。

しばし、皆でテレビを見ながら、酒をチビチビ飲み、つまみをつまむ。

と、なんだか僕の両脇が静かになった。

ん?

んんん?

おいおいおい!

寝てやがるぜ!!オマエら!!

勝手に寝やがった奴等はオマエらで十分である。

仕方がないので、僕もこのあともう少しテレビを見て部屋の明かりを消した。

明日は、いよいよ今回の旅のメインイベント、ラフティングをするのだ。

しかし、今年は11年ぶりの大渇水。

ラフティングは無事できるのであろうか?

不安に駆られながら、瞳を閉じた。



第9話へつづく・・・。

第7話「鰹フィーバー」



高知駅に行く途中、窪川駅に立ち寄る。

ここは、高知駅から江川崎に電車で行くときの乗換駅で、時間があるので駅前をぶらぶらしていた記憶がある。

そのときの記憶と照らし合わせる。

駅舎自体は変わってないね。なつかしい。

隣にログハウス調の公衆トイレができていたけど。

11年前、昼食をとった駅前の大衆食堂。

今回もまだあるのか、と見てみると・・・

あった!

そこは当時のままの雰囲気を醸し出していた。

あの頃、ここで、親子丼を食べたなあ・・・

そんなことを思い出して窪川を後にする。

途中高知名物「アイスクリン」を食べる。

コーンにオレンジシャーベットのようなアイスがのって150円。

安い、安いよ、おばちゃん。

さて、朝食もたらふく食べたので、あまりお腹は減らなかったが、13時を回り、そろそろおなかが減ってきた。

るるぶを取り出し、「レストラン鰹丸」という店をピックアップし、ナビにルート案内させる。

2時半すぎ鰹丸到着。

注文するものは、決まっている。

そう、鰹だ!

俺は、鰹のタタキ定食、モト氏は鰹丼、よーべ氏は鍋焼きラーメン(これも名物らしい)、プラス単品で、鰹のタタキ、鰹の刺身を1人前注文。

なんとも豪華なお昼ご飯となった。

うまかったのは、言うまでもないが、やはり刺身で出せるということは、鮮度がいいのだろう。

実際クサミも全くしなかった。

このお店は車でしかいけないところにあると思うが、お勧めである。

さて、満腹になったところで、高知駅を目指す。

ほぼ予定通りに無事レンタカーを返却し、高知駅へ。

若干時間があったため、2階でおみやげを少し購入。

そして、17時発の特急で、大歩危駅へ。

自由席は満席であったので、仕方なく通路に。

40分ほどで、程なく大歩危駅に到着。

ここで、本日の宿がある賢見温泉の最寄駅である阿波川口駅に行くべく鈍行に乗り換える。

ここでも少し時間があったので、駅を探索。

と、駅舎内で丸太を削ったお茶犬ならぬ、「大ぼ犬」を発見!(写真参照)

見た目そっくりである。

しかし、コレ、本当に良くできている。

1本の丸太からこれはできているのだ。(つなぎ目等が全くない)

思わぬお宝を大歩危駅で発見した。

ここで、鈍行列車で、綺麗な女性を発見。

勝手に想像するや、どうやら、親父さんが都会に帰る我が娘を駅まで送りに来たようだ。

また3人による緊急会議が行われ、これまた全員一致で「ミス大歩危」に勝手に認定。

全く、女性のほうからすれば、ありがた迷惑な話である・・・。

そんなこんなで、僕等のみ勝手に盛り上がりながら、列車は大歩危峡を縫うように進んでいくのだ。



第8話へつづく・・・。