『回路』観ました。
旧作につき、ネタバレあります。
会社を休み、連絡が取れない同僚の家を訪れたミチ(麻生久美子さん)。
ふつうに話していたはずの同僚は、
突然首を吊って自殺してしまいます。
一方、大学生・カワシマ(加藤晴彦さん)は、
インターネットのセットアップ中に奇妙なサイトが表示され、
「幽霊に会いたいですか?」というポップアップと、
誰かの部屋が映し出されたため、
不安を感じます。
PCに詳しそうな誰かを探して大学のPCルームに潜り込み、
話を聞いてくれた学生・ハルエ(小雪さん)と親しくなりますが、
サイトを調べてもらううち、
ハルエの様子がおかしくなっていきます……
日本の映画や小説って、同じように登場しても、
男性はファミリーネーム呼びで、女性はファーストネーム呼びですよね。
同級生なのに「カワシマくん」と「ハルエ」なんですよねえ……
あらすじ書いててちょっと気になりました。
(*`・ω・)ゞ
さて、これはYouTubeで期間限定で無料公開されている、
旧作ホラー映画です。
めちゃくちゃ怖いという噂だけ聞いてて、
観たことがなかったので、これを機会に観てみたよ。
怖いというか……意味がよくわからなかったです。
この妙なサイトから、
“開かずの間のつくりかた”というフリーペーパーが出力されて、
その通りにして、部屋のドアを赤いテープで目張りすると、
中に幽霊が現れるみたいなんですけど、
その幽霊に遭遇した人は数日後に黒い染みになって消えてしまうのです。
な、なんで?
そして、なんのために??
(^_^;)
仕組みがようわからん上に、
主人公たちが解決法を探さないのです。
ふつうは、誰がどんな感じではじめて広まったことなのかとか、
対処法とか、探したりとかするやん。
それがないんですよね……
なにしろミチもカワシマも、“それ”をしなかった人。
『リング』にたとえたら、呪いのビデオを見なかった人たち。
なんかようわからんが、
まわりで人がばたばた消えていくし、
どうしたらいいのかもわからない……
(^_^;)
“これは避けるべき”という野生の勘だけで生き残った人たちなわけで、
途中までは、なんでミチは無事なんやろう?と思って観てたけど、
逆にこれは、なんでこんなに広まったんやろう?のほうが正しいかも。
そうだ、わかったようなわからんような説明をしてくれる大学のセンパイ役を
武田真治さんが演じてました。
あー、サブカル映画に武田真治さんが妖しげな雰囲気でよく登場してた時代があったなあ、
あの時代の映画かーと懐かしい気持ちになったね。
まさかそのあと、筋肉キャラでブレイクするとは、
ゆめにも思うまい……(≧▽≦)アハハ
そのセンパイが、死者の世界が死者で溢れたので生者の世界に侵出してくること、
誰かがつくった馬鹿馬鹿しい仕掛けがなぜかうまく機能してしまったことなどを、
ざっくり説明してくれるんですが、
カワシマは聞く耳を持たないのでなんの役にも立たなかった……
いや、だってさ、それで生きてる人がまた死んだら、
よけいに死者の世界があっぷあっぷになるんじゃないの……
てかあの黒い染みになる人とならない人の差はなに?
とかこう、意味わからんことが多すぎるし、
あと、開かずの間の幽霊がむっちゃ喋るのにちょっと引いたりしました。
(^_^;)
意味がわからないことが怖いというならたしかに怖いのかも知らんけど、
期待したものとは違ったかな……
なんか、幽霊の定義も、ちょっと普通じゃなかったかもしれないです。
ようわからんけど。
なので、僕としてはイマイチでした。
良かったところは、大学の図書館の本棚にちょっとだけこどものような影が見えてるところ。
かなりいい感じに不気味でした。
あと、同僚だと思ったら黒い染みだったシーンも雰囲気あってよかったな。
ミチの背後の給水タワーみたいなところから人が飛び降りるシーンも。
ポイント、ポイントで怖くておもしろいシーンはありました。
ブログタイトルは、きっかけがインターネットだというところから。
ハルエが「たくさんの人と繋がることができるように思ってるかもしれないけどそんなことはないよ」と説明しているところとか見てて、
あー、インターネット初期~って思ってさ。
新しい技術への恐怖感、
そういうところから発想されたアイディアなのかなって思いました。
呪いのサイトの画面をプリントスクリーンでスクショとって解析しようとするハルエに、
プリントスクリーンでは解決とかないんよ……と思った、
へっぽこハンターコトワでした!
( -ω-)y─━ =3
しかたない、しかたないけど、
こういうことあるね……
(^_^;)