人に夢を託しちゃいかん | へっぽこハンター日記

へっぽこハンター日記

新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

GW後半戦初日、いかがお過ごしでしょうか、

へっぽこハンターコトワです。

m(_ _)m

 

『ウィッシュ』観ました。

旧作につき、ネタバレあります。

 

 

ロサス王国には変わった風習がありました。

国民はみな成人すると願いを王様に献上するのです。

国王マグニフィコは魔法使いで、

お祭りの日の抽選で、そのなかの誰かの願いを叶えるのです。

 

王様の助手になるべく面接に赴いた17歳のアーシャは、

この抽選は公平ではなく、

王様が国のためになると思われる願いだけを選別していて、

ほとんどの願いは叶えられないという事実を知ってしまいます。

 

アーシャはこの状況をなんとかしたいと夜空の星に祈ると、

空から魔法の願い星・スターが落ちてきます。

スターの力でみんなの願いを取り戻すことを考えたアーシャでしたが、

王様は自分以外の人間が魔法を使うことを許さず、

スターに追っ手を差し向けます……

 

 

 

ディズニー100周年記念の長編アニメ映画です。

 

しかし……

成人したら王様に願いを差し出して、

一年に一度の儀式でひとりかふたり叶えてもらえる、

その願いは差し出した時点で本人の記憶から消えてしまう、

という設定が意味不明すぎて、

入っていけませんでした……

 

なんで願いを出すのか、

そんなにいっぱい願いを出させて王様もどうするつもりだったのか…

自分でも忘れてしまってる願いを叶えてもらったからってどう思えと?

もうちょっとリアリティのある設定にしないと…

 

そして、王様の助手の面接に応募して、

速攻で自分の祖父の願いを叶えてあげてくださいと王様に言う主人公……

それはズルじゃないかとは思わないんや……

ま、まずくない?

(^_^;)

 

なかなかツッコミどころ満載でしたね……

 

ずっとなにも考えず、王様にしたがってきた国民や王妃様が、

反旗を翻すクライマックスは良かったと思いますが、

「独裁者の悪行について黙っていることはできない」と歌う主人公、

イスラエルを支援しているディズニーが、

それ言えるのかよと思ったりしましたね……

 

のんびりした友達がアーシャを裏切って、

国王に兵士になる夢を叶えてもらうという、

かつてないほどに政治的な内容を含むこのお話、

どんな気持ちで作ったのかね、ディズニーさんは……

 

ディズニーのクリエイターさんたちは一生懸命頑張っているとは思うんですが、

経営陣の方針のせいでやっぱりなんとなく辛口な感想になってしまいますね……

 

あと、やっぱり、人に夢を託したらあかん。

今回のような特殊なケースだけじゃなく、

たとえば自分が叶えられなかったから我が子に、とかね。

よくないよ。

自分の夢や願いは自分でなんとかしましょう。

 

 

そして、相手が王様だからってなにも考えずに従うのもあかん。

今日は憲法記念日だからね、言っておかないと。

憲法は政府が暴走しないように縛る法律です。

それを変えようとする現政権、

つまり泥棒が捕まらないですむように刑法を変えようと言い出したようなもの。

実際裏金議員は脱税した犯罪者だしね。

許しちゃいけませんよ!

先日の選挙は自民党が全敗で嬉しかった!

みんな、この調子で頑張りましょう!

(*゚∀゚人゚∀゚*)♪

 

 

あとは……

そうそう、たまたまこれを観る前に、

金ローでディズニーの実写版『シンデレラ』を観たんですけど、

フェアリーゴッドマザーってなんなん?と改めて思いました、

へっぽこハンターコトワでした。

(^_^;)

 

ふっと現れてドレスやら馬車やら用意して、

で、あれ以降は一切登場しない。

マジでなんやったんやあの人……

 

『ウィッシュ』のエンディング、

アーシャがフェアリーゴッドマザーになったら?と勧められるシーンがあって。

あっ、職業なのかそれは?!と思ったりしました……

(^_^;)(^_^;)(^_^;)