『ロキ』シーズン2観終わりました。
ドラマの感想はネタバレあります。
微妙に違う時間を行ったり来たりするようになってしまったロキ(トム・ヒドルストン)。
メビウス(オーウェン・ウィルソン)は助けを求めて、
ロキをウロボロス(キー・ホイ・クァン)のもとに連れていきます。
彼はTVAという組織の中で、
時間の分岐を目に見える形で管理する時間織り機を作った重要人物ですが、
今では裏方として仕事をこなしていました。
彼はロキの時間移動について、
時間織り機に直接行って、彼が移動した先の分岐を剪定したら、
もうタイムスリップしないはずと提案します……
すげーオシャレなポスター!!
この、ちょっとずつバージョン違いな状態、うまく表現してますねえ!
我々は今この時間を生きているのに、
その時間の流れは時間織り機の中の繊維のひとつだという、
なかなか理解するのが難しい状態でしたが、
とてもおもしろかったです。
ひとつの分岐で起きた事件が、
すべての時間軸に影響を及ぼすというこのドラマの時間の描きかたは、
ひょっとすると、『エンドゲーム』のタイムトラベルのルールとは相違してしまうのかもしれないけど、
こっちのほうが馴染みやすい感じもする。
あと、カーンのヴィクトリア時代の変異体であるヴィクターが、
とても面白いキャラクターでした。
前シーズンでの得体の知れなさ、
『クアントマニア』でのサイコぶり、
それを経てからの、
おどおどして、自覚がなく、事件に巻き込まれていく主人公のようなタイプの彼に、
同情したり、共感したりできて。
ジョナサン・メジャーズ、ほんとに良い役者なんだ。
DV事件のせいで降板が決まってるそうですが、
ほんま、なにしてくれとんねんと思いますね……
こういうことでキャンセルされてしまうの、
自分が自分の邪魔をしてるんやで!!
(`Δ´)
そして、絶望しかないクライマックス、
ロキがある選択をします。
それは無秩序に生まれて消えつづける分岐をすべて束ねて管理する、
前シーズンで“在り続ける者”がしていた支配者の役割です。
ずっと王様になりたがっていたロキ、
自分は支配者だと主張し続けていたロキ。
王様の仕事の重さを、
支配者という言葉のほんとうの意味をやっと知ることになったのです。
そこにはもはや自由はなく、孤独と重圧しかない。
でもみんなのため、
今回苦楽を共にしてはじめて心から友と呼べる人たちに出会って、
その人たちのため、
彼は尊い犠牲を払い、
死ぬよりしんどいその仕事を引き受けるのです。
これぞヒーローの仕事です。
よく決断したね。
できれば、兄上に見てほしかったな。
でもこの仕事は、人には知られないことが特徴なんですよね。
うまく機能している間は誰も気づかない、
壊れてはじめて重要な役割だったとわかる。
目立ちたがりの、誉められたがりの彼にはすごくしんどいことでしょう。
でもいいんだ、メビウスたちが安全に暮らせるなら。
胸がいっぱいになったエンディング、
あと画面の構図もすごくおしゃれな、
すごくよくできたドラマでした!
レコードを聴くシルヴィのシーンの構図がかっこよすぎて、
なんでもないシーンだけに、どないなっとんねん!とくらくらしました、
へっぽこハンターコトワでした!
\(^o^)/アハハ
キー・ホイ・クアンさんのインスタより。
ほんとにこのチームをみんな好きになる楽しさがありました。
(たまたまここには、メビウスいないけどメビウスも大好きです!)
次のマーベルドラマは『エコー』。
そのまえに、マーベルのアニメシリーズ『What if』シーズン2があったので、
その感想書きます!
(^-^ゞ