『FLEE』観ました。
公開中につき、ネタバレないようにします。
父が当局に連行されたまま戻ることがなかったアミンは、
残された家族とともに生まれ育ったアフガニスタンから脱出します。
ビザを発行してくれたのはロシアでしたが、
ロシアでは警察の腐敗がひどく、
難民はみな大変な苦労を強いられます。
ロシアから脱出するため、アミンの一家は密入国業者と取引します…
アミン(たぶん仮名)やその家族の安全のために、
アニメーションでつくられたドキュメンタリー映画です。
実際の顔や住んでいる町が写ると彼らの身に危険が及ぶから…
なんて世界だろうと思います…
アミン一家がどうやってロシアを脱出したのか、
家族は無事なのか、
そういうところは映画を見ていただきたいですが、
ときどきぼかしてあって。
これも現在の彼らの生活を守るための配慮なんやろうね…
ブログタイトルはこの映画のコピーになった、アミンの言葉。
災害などで避難してると、
なにもしなくてもただそこに滞在するだけで、
誰かの許可やお金が必要になる。
どこかに行けと言われなくてすむ場所、
それが故郷、我が家。
みんなが故郷を守れるように、
微力ながらもできることをしたいと思いました。
また、もうひとつの問題として、
アミンはゲイですが、
アフガニスタンには同性愛者はいないとされていて、
同性愛をあらわす言葉もないそうです。
こんな暮らしで、家族しか支えがないのに、
ゲイだとばれたら家族も離れていく、
そう思ってアミンが苦しむところはしんどいです…
そのあとの展開はちょっと驚いて泣いた。
そんな彼の初恋の人はジャン=クロード・ヴァン・ダムだっていう思い出のシーンはほほえましかったし、
リスペクトを感じられる描写なのがよかったな。
たしかに彼はセクシーだろうけど、
純粋にかっこいーって思ってたんだろうなという表現でさ。
ちょうど名古屋の入管でのウィシュマさんの裁判と、
大阪地裁の同性婚の裁判の結果がどちらも残念な結果になり、
ツイッターデモをしました。
日本はなぜだか時代にも世界にも遅れをとって、
逆行しているような気がする…
アミンが逃げたのが北欧でほんとによかったなと思った…
さて、いよいよ参院選が公示されました。
みんなしっかり確認して選挙に行ってね。
参考になるサイトのリンクを貼っておきます。
特に今、生活が苦しい人たちは与党に見切りをつけるチャンスだよ!
先進国とは呼べないほど世界的にもぶっちぎりに低い最低賃金、
女性の給料や社会進出も遅れてて、
ジェンダーギャップは先進国中では最下位!
誰のせいか考えよう!
そうそう、あのひどい改憲案は選挙後に公開するそうです。
国民の人権を侵害する気満々の案だから、
これを持ってきたら選挙に負けるってことなんだろうね。
ほんまに卑怯だね~。
あと、白馬の王子さまはなかなかいない。
野党にいい候補がいないという人もいると思います。
でもそれで選挙に行かなかったら、
与党がそのまま通って、なにも変わらない。
それどころか、ひどいことをしても結局選挙には勝つから、
国民の生活なんかどうでもいいって態度に出てくるよ。
なので、完全に納得いく候補者が見つからなくても、
与党以外の候補者からマシな人を選んでください。
とにかく「お前にはノー」という意思表示が大事だよ!
厳しいたたかいになるかもしれないけど、
杉並区長選は野党推薦の無所属新人の岸本聡子氏が勝利!
たった200票の差だったので、
自分ひとりの票くらい…と思わないで、
選挙に行ってね!
僕も期日前投票いってきます!
へっぽこハンターコトワでした!
(^o^ゞ