ネイティブアメリカンのキャプテンアメリカ | へっぽこハンター日記

へっぽこハンター日記

新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

10月の第二月曜日、アメリカではIndigenous peoples' day(先住民の日)という祝日があります。

ネイティブアメリカンの人々とその文化を記念する日になっています。

それにあわせて、マーベルでも今進行しているコミックシリーズの各表紙をネイティブアメリカンふうのデザインに。

というわけで、『Captain America:All die young:PartⅥ』をブリスターコミックスさんに通販してもらったよ!!

 

DSC_2829.JPG

 

左側がそのバリアント表紙のリーフ。かっこいいいいいいい!!!

この盾、素敵ですよね!!

 

中身は現在進行中のお話の一話で、僕はそれを見たことがなかったので、

なんやえらいことになってるし、

前後わからんのに読んでよかったのか・・・という気持には若干なりました。

(;^ω^)

 

ただ、短編がついていて、それはとてもよかったよ。

中国系アメリカ人のサンジンさんとキャップとの交流を描いてました。

ダイナーで働いていた彼とキャップはたまたま話をするようになって、

彼が弁護士になろうとしていることや家族の話を聞き、

キャップの悩みも聞いてもらいます・・・

 

先住民族の皆さんの文化を称える表紙と、

移民の皆さんの苦労を描く短編。

感慨深い組み合わせで、これは永久保存版のリーフだ!!

 

それと同時にアメリカの白人至上主義者って何になりたいんだ・・・って気持ちにもなるよね。

もとから住んでる人たちも虐げ、

自分たちも移民であるにも関わらず、

新しくやってきた移民の皆さんのことも差別する・・・

 

右側は、ついでに買ってみた『Marvel Tales:Captain America』。

スタン・リー作、ジャック・カービー画のとても古いキャップの活躍回やオリジンストーリー、ノマド回などがオムニバス的におさめられてます。

ジャック・カービーのキャップは躍動感がすごいよ!

すごく古いコミック独特の台詞とかもおもしろいです。

(o^―^o)ニコ

 

それで、この二冊を注文して待ってる間にふと思い出したんです。

マーベル・ファクト・ファイルにあった小さな記事を。

マーベルのコミックにはいろんなパラレルワールドがあるのですが、

その中のひとつに、キャップがネイティブアメリカンになってる世界があるって。

 

アメリカのマーベルのファンダムなどで調べて、

それが『1602』というミニシリーズだということを突き止めまして。

その表紙、コミックスゾーンさんで見たことがあるぞ!と思って早速仕事帰りに買いにいきました。

 

DSC_2825.JPG

 

1602年、イギリスからピューリタンたちがアメリカ大陸に入植しはじめたころの世界に、

マーベルのキャラたちが暮らしているという不思議な設定。

ニック・フューリーがエリザベス女王の諜報機関のリーダーで、

ピーター・パーカーはその助手だったり、

ドクターストレンジが宮廷お抱えのお医者様だったりします。

 

実はショッキングなシーンがあり、展開としてはとても落ち込んだりもしました・・・

ですけど、アートワークがかっこよすぎ!!!

 

DSC_2826.JPG

 

これはデアデビルことマット・マードックさんだよ!

流しのバラッド・シンガー(民謡歌い)だよ!

かっこいい!


20201125_205401.jpg


この腕組みをしている金髪のネイティブアメリカンがキャップです。

名前もRojhaz(ロジャアス)となっていて、スペルもちょっと違う。

ヴァージニアというスコットランドからの入植者の少女を守っています。

期待していた感じとは違ったけど…

お美しかったデス!

ヾ(*´∀`*)ノ

 

20201125_000105.jpg

 

手前にいるのはニック・フューリー。ほんまに表紙がいちいちかっこいい。

8話完結のミニシリーズですが、

どの表紙もかっこいいし、なんか紙質も良いので、

これも保存版リーフですな!

ヾ(*´∀`*)ノ

 

僕は1602年って言ったらエリザベス一世の時代の終盤やなとしか思わなかったけど、

母上は関ヶ原のあとぐらいと言い、

おじいは薩摩藩が琉球に侵攻してくる直前や!(怒)と言ってて、

得意分野それぞれやなって思いました。

(≧▽≦)アハハ

 

そういえば、僕の大学時代の恩師が今年定年退職されたというお知らせがきたんですが、

その先生の専門はセーラムの魔女裁判だったな・・・って思い出したりました。

 

ヨーロッパの魔女裁判の流行とは全く別のタイミングではじまったアメリカの魔女裁判の流行、

ひとえにこのピューリタンの入植と強い関係がありまして。

ちょうど1602年くらいに種がまかれたわけだ・・・

 

まああの、このコミックの舞台はほとんどイギリスなんですけど。

でも、ミュータントの皆さんはガチで大変な時代ですもん。

マグニートーたちが火あぶりにされかけるシーン、マジで怖いよ・・・

教養と倫理は大事と思った…。

あと政教分離な…異端審問会はマジでくそのくそ…

(# ゚Д゚)F☆CK!

 

てなわけで、ビターかつダークな内容ではありますが、

ひとつのパラレルワールドの話として興味深かったデス。

 

あと、今までけっこうリーフは適当に買ってて、

おもしろいのを見つけたら奇跡!みたいな、

ちょっと当てモン的な気持ちだったんですけど、

ちゃんと調べて狙い撃ちして買うのも面白いなと思いました。

ふつうはみなさんそうしてるのかもしらんが・・・

(;^ω^)

 

いよいよリーフがいっぱいになってきて、良い収納方法があったら教えてほしい、

へっぽこハンターコトワでした!

(`・ω・´)ゞ