『アナと雪の女王2』観ました。
ラストについてもやもやと思うところがあったので、
ガッツリネタバレ含みます。
アレンデール王国の女王として務めを果たすエルサは、
自分にしか聞こえない不思議な歌声を聞きます。
その後アレンデール王国が自然災害にみまわれたため、
雪と氷を操る能力者である彼女は、国民を高台に避難させたのち、
声の主を探るために霧のかかった魔法の森へ向かうことにします。
妹のアナは、危険だからとひとりで動こうとする彼女をいさめ、
自分たちもともについていくことにします・・・
北欧諸国がモデルと言われているこのアレンデールという国に、
隣接している森に暮らす先住民族との関係が登場。
エンドロールでもスペシャルサンクスとして記載がありましたが、
ラップランドなどの先住民族・サーミがモデルだそうです。
『サーミの血』という映画でも話題になりましたよね。
差別を受け続けてきた歴史があり、
この映画でもエルサたちの祖父の代では偏見というか、
先入観があったふうに描かれていた・・・
そういう問題をちょっとだけでも描いているのは良いことかなと思いました。
エルサとアナははやくに両親を亡くし、あまり周囲の親・祖父母世代と交流がないようなので、
この問題を全く知らなかった。
差別は親から教えられるってこと、痛感しちゃうね・・・
でもだからこそ、正しい知識や愛も教えられるはず・・・とネルソン・マンデラも言ってたで!
(`・ω・´)ゞ
そういう部分はよかったし、
昨年『かわいい民族衣装』展でも見たサーミの模様っぽい民族衣装はかわいかった。
ただ・・・なんとなく、エルサはこれでよかったのだろうかと思ってしまうエンディングでした。
生まれ育ったアレンデールでも隔離されて育ったために文化に馴染みが薄く、
新天地ではもっとよそ者だよね・・・
自分で選んだことだけれど・・・
両親がこどもたちを遺して船で遭難する前作のくだりで、
なんでこどもを置いて国王夫婦が遠出するかねって憤りについては一応アンサーがあったんで、
「ご両親への見方が変わった」という好意的な感想を見たんだけど、
それはそうなんだけど、
そこじゃないねん、この両親が一番アカンところは能力者のエルサを隔離したことやねん!って思った・・・
アナは今回よくがんばったよね、ほんま・・・
前回エルサに家出されたから、
今作では口うるさいくらい一生懸命エルサに気持ちを説明してました。
わかったふりをして黙ってしまうとか、わかってるはずと思って話さないとか、
そういう、家族だからこそよくあるちょっとしたすれ違いが、
できるだけ起きないように努力しているの、えらいなあとしみじみ思いました。
そういえば、思い出をめぐる氷像のシーンで、
「レリゴー」がエルサの黒歴史として描かれてるの、ちょっとフフッて思った。
( ̄ー ̄)
そう、前作はエルサもアナもそれぞれ失敗をして、
そこからどう立て直すかっていう話だった。
でも、有名になった主題歌2曲は、ふたりのそれぞれの失敗しているシーンの歌だった。
エンドロールで別の人がわざわざレリゴーと歌ったりして、「ありのまま」というフレーズは大流行したけど、
あの曲はエルサがヤケになってるときの歌やんかって、すげー思ったんですよね。
それを主題歌にしていいのかって。
『アラジン』の“A whole new world”や『美女と野獣』の“Beauty and the beast”とは全然意味合いが違いますやんかと。
だから、今作でそういうふうにちょっと自虐ネタになっているの、
ちょっとホッとしたというか。
アレを売りにしていいとなってたら、ディズニーにガッカリするなって思ってたから。
まあ、それらとは全然別の意味で、クリストフの歌には驚かされましたけどね。
あまりにひどくてwww
しかもけっこう長かったwww
(;^ω^)
あと、仕方がないけど、オラフの声の違和感がすごかったです。
ほんとに仕方ないし、声優さんが悪いわけじゃないんだが・・・
(;´Д`)トホホ
というわけで、個人的にはまあまあな感じでした。
せっかくの新作ディズニーアニメでこんな感想を書いてちょっと悲しいので、
個人的によかったところとして、
このポスターを貼っておきます。
エルサ、マジでX-MENじゃん!!
ヾ(*´∀`*)ノワーイ!
もう、プロフェッサーXのとこに行っちゃおうよ!!
♪~(´ε`")