怪研その3:学習しないやつに未来はないのだ! | へっぽこハンター日記

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新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

おつかれさまです。

ヴァルプルギスの夜が近づいてまいりましたが、
いかがお過ごしでしょうか。

怪奇現象研究会のレポートをば。
『スーパーナチュラル』S9の13~18話。
ドラマの感想はネタバレを含みますのでご注意ください。



13話はダイエット施設の話。


脂肪や内臓を吸い取られたような死体が発見されて、兄弟が調べたところ、
あやしげなダイエット施設のサイトを見つけます。
そこではなんと一回の施術で5キロも痩せられるとか。
潜入捜査したら、やっぱりモンスターが関与しておりました・・・


しかしだね、この施設の創始者の夫婦、
奥さんが脂肪を食べるペルーのモンスター(シシュタコとかなんとかかわいい名前(≧∇≦))で、旦那さんはふつうの人間。

彼女がお客さんの脂肪を食べて、
お客さんは苦労も食事制限もなく痩せられて、
一石二鳥という施設なんですよ。
旦那さんは彼女を愛していて、
そして経営者としてもしっかししてる。


彼女の弟が暴走して人を食い殺さなければ、
こんなにうまくいってる共存システムはないのでは。

おとなしいオオカミ人間のコミュニティが、
人間を襲わないようによその牧場の牛を食べるより、
よっぽどいいよ!!
誰にも迷惑かけないし!


てなわけで、兄弟は前作からの遺恨で後半もめたりなんだりしてましたが、
その間も僕とハンター仲間は、
この創始者夫婦をしきりに褒める、という、ちょっとした異常事態が発生(笑)

そして、わかってない一部のアホがすべてを台無しにするという、
きっと誰でもふつうに社会生活してたら一度は体験したことがあるビターエンドを味わったのでした。


ほんと、頭が悪いってもはや罪だよなと思う瞬間。
残念ながら今回のスーパーナチュラルはこれの連続でございます。
m(__)mペコリ



14話はケビンの幽霊が出てきます。

ケビンは死してなお英雄でしたよ…
(i_i)

天国の門が閉じてるからみんな地上にいるんだそうです…

幽霊だらけじゃん…
リーパーも商売上がったりだな…


ケビンの幽霊が幽霊コミュニティで聞いた話によると、
クラウリーによって殺されたはずのケビンママは生きていたとのこと。

兄弟は情報源の幽霊を探し、
クラウリーが借りたと思われる貸倉庫を発見します…

クラウリーのすごいところはちゃんとお金を払って倉庫を借りるところやね。

無人のはずの廃墟とかから人の声がしたら通報されてしまうもんな!

悪魔なんやから好きに建物を作ったりしてもいい気もするけど、
あるはずないところになにかがあると、必ず誰かが気づいてしまう。

気づかれたって殺してしまえばいいんやけど、
さらにそれに気づいて誰かが探しに来たりして、
結局移動したほうが早いってことになりかねん。

代わりを探す手間は、無駄な手間やしね。

いつも思うが天使のアホなところはそこ。

いつもいつも“代わりはいくらでもいる”みたいなことをいって脅してくるが、
代わりを探す手間は要らん手間なんよ。

同じ部署に長くいすぎて、仕事の処理スピードの一般的な目安がわからなくなってる人っているよなー。

俺ならそれ、2分で終わりますぜって文書作成に午前中いっぱいかけてたりね…
天使ってそんなやつばっかり。
悪魔のほうが地上生活が長いから、
要領がわかってんのやろうねえー。


そして、ケビンママとケビンの再会。

ツラいけど、よかった…
(i_i)


15話はゴーストフェイサーズふたたび!
勘弁して!
(≧∇≦)


ネットで噂になっている“シンマン(痩せ男)”という顔のただれた幽霊のようなものがからんだ殺人事件が発生。

兄弟が調査をはじめると、
ゴーストフェイサーズのふたりがいました…

シンマンを追いかけて、
フォロワー数も増えて得意げなハリーと、
対照的なエド…

実はシンマンという都市伝説をつくりだしたのはエド。

てきとうな合成写真にハッシュタグつけて載せたらあっという間に広がって、
各地で目撃報告が…

都市伝説って、こんなもんやんね…

なにも知らないハリーはこの幽霊に夢中。

いつまでも嘘をついてたらあかんと兄弟に諭され、
エドはハリーに告白しますが、
ハリーは「もうお前を信用できない」と絶縁宣言。


このあたりのくだり、
内容的にはシリアスなんですけど、
ちょっと前の兄弟のやりとりそのままパロディなんで、
笑いを禁じ得ない…

や、なんていうかな…
兄弟のもめ事も同じようなレベルですぜ…
済んだことをいつまでもぐちぐちぐちぐち…
正直うんざり(;^_^A


結局殺人事件はネットを利用したただの人間のでっちあげだったんですが…

兄弟とゴーストフェイサーズは襲われて危ないとこだったけど、
でも犯人を殺してしまいます…

これは…ただの人間なんだし、証拠もいっぱいあるんやから、
司法に委ねるべきだったのでは…

なんかちょっといやーな感じに終わりました。


16話は元始の剣を発見!
これまでのあらすじで元始の剣を見た瞬間、
僕もハンター仲間Aも「そういやこんなんあったな!」と叫んだ(≧∇≦)

出だしからいろいろありすぎたwww


クラウリーは人間の血液中毒中!
若草物語読んで泣いてた(≧∇≦)

泣くことがストレス発散になると聞いたことがありますが、
泣いたことがない悪魔がそれを経験したみたいな感じかな?と思ってます…(≧∇≦)

さ、今日は泣くぞ!みたいな。
(≧∇≦)ハハハ


そして、兄弟とクラウリーで元始の剣を探しますが、
それを海賊から購入したのはかつての賢人らしい…

変わり者で破門にされていたせいで、
あのアバドンの大虐殺を逃れた男がいたのでした。

その賢人を見たとき、
あんまり“優秀なアウトロー”に見えないと思ったら、
そいつは変態コレクターだった…。

元始の剣はカインの刻印とセットじゃないと使えない。

でも、使う気はないねん、
揃えて並べておきたいだけ。

剣と刻印のあるディーンをコレクションしたいといいだし、
おいおい…
この一大事に変態の相手してる暇はないんだぜ…

スパーンと首チョンパしてやりましたが、
緊急性や優先順位のわからない人って困るねえ。

ただの人間の兄弟に見つけられたのだから、
アバドンにだっていずれ居場所はバレただろう。
そしたら自分の命も危ないのにさあ…


やっぱり、同じ部署に長くいすぎると(以下略)



17話は魂ってなに?って話。

取り憑かれているわけでもないのに突如凶暴化した人が家族を襲う事件が発生。
サムはそれが“魂のない状態”だと見抜きます。

かつてここにあった修道院で起こった奇妙な事件を調べるために賢人がふたり訪ねてきたことを地元の老婦人から聞きます。

その賢人とはヘンリー・ウィンチェスター(父方の祖父)とジョシー(現在アバドンの器になっている女性の賢人)でした…

アバドンはここで人から魂を抜き取り、
それを元手に悪の軍隊を作ろうとしていたようです。

ええ…このスーパーナチュラルというドラマで一番よくわからないのがこの魂の概念。

人間から魂が抜けたら死ぬのではないのかと思いますがね…

いわゆるソウルというか、
人の良心のようなものなんでしょうか…
(;^_^A


18話はクソッたれ!のメタトロンが神様の真似事をする話。

キャスの前に、死んだはずのガブリエル・ザ・トリックスターが現れます。


一方、兄弟はガドリエルの捕縛に成功。
ほんとにマヌケなやつだぜ…


この回でつくづく感じたのが、天使の愚かさ。

天使の本分とは命令に従うことだそうで、
だから常に群れようとします。


バーソロミュー派とかマラカイ派とか、
戦わない平和主義の天使はまた別に派閥が。
常に派閥。

キャスがバーソロミューを殺したら、その部下はキャス殺しに奮起するんではなく、キャスに従うというんですよ…

一般の天国に帰りたい天使たちもひとりではなにもできないから、
導いてくれと迫ってきます。

なんて愚かなんだ…
さすが天使、学習しないんだよね、ふつうの天使って。


キャスはかつての自分の行いを反省しているので、
リーダーになんてなりたくない。

そこにトリックスター登場。

僕らは気にしないが、
天使って階級社会。
大天使のガブリエルならリーダーとして担ぎ上げるにはもってこい。

と、喜んだのも束の間、
これがメタトロンの罠だとわかるのです…


あー、トリックスター、好きじゃないけど、でも戻ってきてほしかったナー…


そして愚かな一般天使の代表ガドリエルが、
呪文に使う貴重な品を扱う賢人御用達の業者を殺しちゃいます。

あのな。
その人がどういう流通ルートでそれを仕入れてるか知らんやろ。

今の在庫を全部使いきったあとどうするつもりやねん。

なんでこんなにバカなんだ?!

兄弟につかまって、
メタトロンの居所を吐くよう脅されますが、
なにもしゃべりようがない、
だってそいつはただのお使いだからな…


そんで、そんなアホどもを使って、
自分の筋書きを実行しようとするメタトロン。

自分が絶対王者になって話を盛り上げるために、
強い悪役がほしい。

だからキャスに反対勢力を率いてほしいというのです。

キャスは仕方なく受け入れることに。


ええんちゃう、とりあえずあいつをボコるまではの話で。


というわけで、キャスの決意とともに今回の怪研終了!!

たぶん次の怪研で最終話まで見ることになると思われます。

どんなクリフハンガーなエンディングが待っているかはわかりませんが、
俺は誓うッ!!

必ずあのクソッたれメタトロンを始末するッ!!
(*`Д´)ノ!!!


長文を最後まで読んでくださったかたにおまけ。



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英雄ケビン役のオスリックくんと、ケビンのママ・リンダ役のローレン・トムさんです。

オスリックくんはなんか常にコスプレしてたり変な格好をしたりしてる変わった子です(≧∇≦)

ママはTwitterでオスリックくんのことを“私のもうひとりの息子”と呼んでおられて、非常にかわいいです♪