怪研その2:俺はベニーを信じる | へっぽこハンター日記

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新米ハンターのコトワがハンティングした音楽、映画、書物や芸術一般について語ります。

『スーパーナチュラル』S8の4話~9話を見ました。

連続ドラマの感想はネタバレを含みますので、ご注意ください。



4話はサムとディーンが大学生のモキュメンタリー風の映像を見る話。


兄弟が到着した時には部屋は血まみれで、誰かの死体。

PCに「見て」という付箋が貼られていて、

再生するとその部屋に住んでいた大学生たちが撮影していた映像が・・・


最近はやりのモキュメンタリー(ドキュメンタリー風の映画)タッチのエピソードで、

なにがおかしいって、彼らが撮影しているはしっこにFBI捜査官として兄弟が現れるところ。


どうでもいい大学生のヒエラルキーとか見栄の張り合いとかを話半分に聞いてると、

車でささーっと駆けつけたりね。

ウェアウルフとの対決シーンなんかあっという間でさ、

素人さんから見たらハンターの仕事ってこんな感じなんだろうなーって。

(=⌒▽⌒=)



5話はベニーの復讐の話。


ディーンと煉獄から一緒に出てきたベニーは吸血鬼だったことがここでわかります。

そしてかつてのボスに復讐しようとしますが、

ちょっとピンチになってディーンに助けを求めます。

ディーンはサムにぶーぶー言われながらも助けに。


正直にいうと、ベニーのことを信用していいものか、悩ましいと思ってたんですよ。

しかしこのエピソードで、ベニーがそんな人でないことがよくわかって。


逆に考えてみたら、ひどい人生なんですよ。

吸血鬼にされて、自分を吸血鬼にしたボスに絶対服従。

しかし人間の女性と恋に落ちて、それをボスに知られ、

首を切り落とされて煉獄へ。

ひでえよほんとに・・・


あと、“嫉妬深い神”である吸血鬼のボスがすげーゲイくさかったのがウケた。

( ´艸`)

ちょっと思ってたんだけど、でも同じタイミングで、ハンター仲間も、

「この屋敷にいる吸血鬼、ベニー以外全員ゲイっぽいと思ってたら、ボスの趣味かー」と言ったんで、

なんかぶぶーってフイタ。

(^O^)



6話はガース復活!

(=⌒▽⌒=)アハハ


奇妙なエクトプラズムによって自分の恨みをはらす呪いにかかった人たちの話で、

兄弟が事件を調べているとガースが先に着いてました。


ほかのハンターに狩りのアドバイスをしたり、ボビーの帽子をかぶったり、

ボビーの口癖を真似したりしているガースにディーンはものすごくイライラしますが、

ガースはガースなりにボビー亡きあとを立て直そうとしていたのでした。


そう、ガースはいいやつなんです。

ただちょっとうっとうしいだけで・・・

( ̄▽+ ̄*)


恨みというのはとても小さいものでも、持ち続けているとこの呪いに反応してしまします。

結婚して30年、何の問題もなかった夫婦でも、

結婚前に喧嘩して、彼が腹いせにちょっとだけ別の女性とデートをしたことがあって、

彼女はそれに腹をたてて。

たぶん普段は思い出しもしないことなんでしょう。

でも、そのとき許さなかったんでしょうね。

こういうときに呪いに付け込まれてしまう・・・


そうなると、やばいのはウィンチェスター兄弟。

「わかった、もういい」とその場その場でいつもいうけど、お互いいろんなこと全然納得してない。

案の定、兄貴が呪いにかかってしまいます・・・


で、ガース登場。

(=⌒▽⌒=)

やつにこの呪いは関係なかった・・・

ゲームとかで発散してるからだってさ・・・


おもえば、はじめにこのアイテムを手にした悪ガキたち、そのあとスーパーのレジ係の人も、

この呪いをスルーした。


ディーンはびっくりしてたけど・・・

う、うん・・・僕もこの呪い、関係ないかも・・・

(;^_^A



7話はキャスがやってくる話。


兄貴が運転しているとキャスが見えたりしてね・・・


幽霊の存在を信じない人が幽霊とはなにか説明するとき、一番多く言われるのが、

「良心の呵責から見える幻覚」だというものだということを思い出しました・・・

ディーンがキャスを煉獄に置いてきたことをずっと後悔しているからだって・・・


や、キャス、ほんとに帰ってきたけどね。

(;^_^Aよかったね!


兄貴がそのことに罪悪感を抱く必要はないし、記憶を曲げてまで忘れたいことだっていうのは、

いかにも兄貴らしいねえ・・・

呪いにかかったときに、「サムにもキャスにもガッカリした」って兄貴が言ってたから、

どこかでわかってはいたんだろうけどねえ・・・


このエピソードでおもしろかったのは、

ケビンのおかんが悪魔捕まえちゃうとこ(笑)

あかん、今思い出しても笑える・・・

о(ж>▽<)y ☆つよいー!!母、つよいー!!


あと、クラウリーに集められた預言者予備軍のみなさんが、

「母船に連れていかれる」といい、クラウリーがポカンとするとこ。

拉致されて奇妙な倉庫みたいなところに集められたので、

被害者みんなで話しあって、宇宙人にアブダクトされたんだって結論に達したらしい。

(≡^∇^≡)ギャハハ

アメリカ人ってさー。

ヾ(@^▽^@)ノ



8話はマンガチックヒーロー!!(このサブタイトル、どうなん?)

(;^_^A


キャスが笑顔でハンターになりたいといいだし、

しゃあないので三人で出発(笑)


心臓がハート形になってドキドキしたり、飛び降りようとしたのに数歩空間を歩いてから落ちたり、

いわゆるカートゥーンアニメっぽい事象の果ての死亡事件が多発。


それは現在老人ホームにいる最強のサイキッカーが、

好きなアニメの世界を無意識に実現化させているからだっていう、すごい事件でしてね・・・


そう思うと、アニメのドタバタって現実でやるとふつうに死ぬよねって事象が多いね・・・

(;^_^A


でもこれは楽しいエピソードでした。

キャスがひさびさにとぼけっぱなしだったし。


僕はほんとに前のシーズンでキャスがキライになっていたんですけどね。

でも、このあたりのエピソードで、キャスが自分はちゃんと償わないといけないと思ってるっていうのがわかってよかった。


ええ、君のしたことは許されないが、

まず一番許されないのはやっちまったあとに「もう関わり合いになりたくない」と逃げたこと。


そこからやり直ししてくれて、よかったです。



9話はベニーの周辺で死体が見つかり、サムに疑われる話。


ベニーは故郷に戻り、自分の曾々孫にあたるエリザベスがいるレストランで働いていました。


このエリザベス役の女優さん、たぶん、S2くらいの取り換え子の事件のときに、

リサの近所の人で、自分の娘が取り換えられてノイローゼ状態になる女性役をしてた人ですよね。


マンガチックヒーローのときのオーディオコメンタリでも言ってたんだけど、

170話もやってると使いたい俳優さんを使い切ってしまうので、

別役で出てもらうことがあるって。

アメリアのお父さん役の役者さんもS1で出てきたらしい・・・

ファンとしてはその役はその役として戻ってきたりしてほしかったりするから、

ちょっと残念だけど、仕方がないよねえ・・・


そして、このエピソードで、

ハンター仲間と前からも話をしていた煉獄についてのある考察が正しいことが判明。


それは、煉獄では消費活動がないということ。

つまり、おなかが減らない。


スーパーナチュラルの世界では煉獄とは化け物たちのあの世。

死後の世界は成長も劣化もありませんから、イコール新陳代謝がない。

てことは、ものを食べる必要がない。


ベニーは煉獄からこっちに戻ってきて、

久々に抑えがたい飢えを体験しているのです。


それが・・・気の毒で・・・


僕も胃痛で絶食してて、小康状態のときって、胃が治りかけて、

おなかがすいたような錯覚があるんですよ。

食べられるような気がするけど、食べたら激痛で吐くはめになる、

でもおなかがすいている・・・


そうなると、食べ物のことばかり考えちゃって・・・

パンケーキ食べたい、スコーン食べたい、モンブラン食べたい、チョコ食べたい・・・

やっぱりつらい・・・


で、ベニーに激しく同情。

(;^_^A


これからどうなるのか、いずれベニーとは対決しなければならないのか、

まだわからないけど、今は彼の意思の強さを信じたいと思います。


よし、また来週ッ!!!

( ̄▽+ ̄*)