アメリカのテレビドラマ『スーパーナチュラル』のノベライズ、『HEART OF THE DRAGON』を読みおわりました。
現在アメリカで放送中のシーズン5内の時間軸で書かれた本です。
ご存じ、サムとディーンのウィンチェスター兄弟が、チャイナタウンで起きた焼死体の謎に迫るという物語。
狩り自体はそれほど派手じゃないんですが、1969年から20年ごとにこの“竜の心臓”に遭遇するという設定が楽しい。
1969年にサミュエル、ディーナ、そしてティーンエイジャーのメアリーママたちキャンベル一家が狩り、
1989年にジョンパパが狩り、
2009年にサムとディーンが狩るという、一族それぞれのハンティングを見ることができるんです。
サミュエルおじいちゃんが好きだったので、これはうれしかった!
また、ジョンパパが狩りをしているとき、6歳のサミーと10歳のディーンがこどもらしくて微笑ましい!
ペンを取り合ったり、ボビーの廃車置場でかくれんぼしたり、帰ってきたパパの足にしがみついたり…。この頃はまだこどもらしくても許されたんやな…。
あと、ボビーの描写が印象的でした。
ボビーもジョンも、同じような経緯でハンターになったわけなんですが、なりようの表現が的確。
ジョンは元海兵隊だからか、武装して戦いに備える。こどもたちにも当然武装させる。
ボビーは自分の無知のために人を死なせたのだと思い、二度とそんなことが起きないように、情報を集める。(いつ役に立つかわからんから何でもとっておくとも。ボビーの家を見てるとそのポリシーはよくわかる(笑))
これ、同じような体験をしても、対応の仕方が性格でぱっかり分かれる好例ッスよ!妙に納得したし。
けっこう楽しかったんで、ほかのノベライズも読んでみようかな。
『トワイライト・ウォッチ』の次に!