彼と付き合うようになって半年ほどたった頃、
ダンナがあたしの異変に気づき始めました。
彼と付き合うようになってからは、さらに2キロほど痩せたし。
みすぼらしかったあたしから、
少し艶のあるあたしに変化してた。(笑)
それまでは、携帯なんかいつもどこにあるかわからないような状態だったのに
いつも肌身離さず持っていたりするのが原因だったんだと思う。
「ママ、なんだか随分痩せたんじゃない?」
そりゃ気づくよね?
一番太ってた時期から比べたら7キロは減ってたから。
「そうだね、ダイエットしたし、最近は仕事も忙しいしね。」
そう言うと
「ダイエットなんかしてたの?」
だってよ・・・
「うん、もう半年以上も前からしてるけどね?
一番太ってた時からしたら7キロも減ったんだけど、
今まで気づかなかったの?」
と、イヤミ半分で言ってみました。
そんな会話をした日に、
何年ぶりだったか・・・ダンナがあたしを求めてきました。
イヤでたまらなかった。
思わず手を突っ張って拒否しました。
でも・・・完全に拒否する事はできませんでした。
彼とは比べ物にならないほどのあっさりとしたセックスを終えた時、
あの人から耳を疑う言葉を聞きました。
「家庭を壊す気なのか?」
と・・・。
そうなんです。
ダンナの浮気に気づいたあたしの時と同様に、
あの人もあたしの携帯を覗き見してたんです。
あたしね、ホントはわかってた。
だから、わざと電話に何かをはさんでおいたり、
必ず置いた位置や向きを絶対に確認してからお風呂に入った。
彼とのメールはシークレットで絶対に隠してたし、
送信履歴も全て消してた。
電話の発着も消してた。
多分、何もつかめてないはずだったんだけどね・・・。
耳を疑ったあたしは
「は?何言ってるの?家庭を壊そうとしてるのはアナタでしょ?」
「他の女抱いてるくせに、よくあたしにこんなマネできるね?」
そう言い放ちました。
その夜は、ダンナと朝まで話し合いました。
というより、あたしが喋ってただけ。
あたしがこの家で、
あの人に、
お母様に・・・どれだけ虐げられてきたか・・・
怒鳴る事もせずに、ただ淡々と話した。
あの人は何一つ話さない。
ずーっと下をむいて黙ってた。
あたしが聞いたことに対してはしぶしぶ答えるけど、
基本的に得意のダンマリ。
最悪なのは、人が話してるのに居眠りまでしてた。
女がいた事は最初はとぼけてた。
でも、証拠すら出さなかったけど、
知ってる事をずらずらあげたら簡単に認めた。
言い訳もしてた。
内容は・・・
「父の借金を背負ったせいで、あたしは働きに出た。
そのせいで2人目も作れない」・・・とか?
お母さんがあ~言った、こ~言った。だの?(←最悪)
別に、その彼女の事が好きなわけじゃない。
とか・・・そんな事を言ってた。
逆に彼の事も聞かれました。
でも、あたしは・・・
彼とは仕事の関係で知り合った。
メールでやりとりしてるだけで外で会った事は殆どない。
どこに住んでるのかも知らない、と。
頑なに、彼の個人情報は守った。
あの人はそれを信じたかどうか、
その時点ではわからなかったけど、
「オレも悪かった。もう絶対やめるから、
ママも、もうその男と連絡取るのはやめて欲しい。」
あの人はそう言いました。
そして、
「会社も変えてくれ。」
と。
実際関係ないんだけどね?(笑)
本当は・・・すぐにでも離婚したいと言いたかった。
この時点ですぐにでも家を出たかった。
娘を連れて逃げたかった。
でも・・・戻る実家もなければ、転がりこめる所もないし、
お金もない。
娘に不自由な思いをさせる。
この家を出たって、今のあたしには何も出来ない。
今は・・・まだ耐えよう。
娘のためにも。
そう言い聞かせて思いとどまりました。
結婚してからそれまで、
あの人に大事にされた事なんて、思い出せなかった。
いっつも自分の事ばかり。
娘にとっても良い父親とは言えない。
無責任ばっかりで、
休みの日にちょこっと遊んでくれるだけなら、
近所のおじちゃんと大差ない。
借金に苦しむ両親を助けた事が、
あの人達にとっては、理解できない事であって、
いびりやいじめの対象になるなら、
そんな家族なんかいらない。
思いやりなんか生まれない。
そんな気持ちを抱えながら、ただひたすら時期を待つ事になりました。