今日のこちら地方(東京都国立市)はどんよりと雨が降り出しました。
クレアとの闘病を経験して、どんなに口の病気が怖いか思い知りました。
今までも脳腫瘍や猫の不治の病といわれているFIP(猫伝染性腹膜炎)、厄介なクッシング症候群(副腎皮質ホルモン亢進症)、遺伝性網膜萎縮症、心筋症、心臓肥大などの病気と向きあってきました。
父の突発性間質性肺炎、祖母の胃がん、従姉妹の胃がんからも多くを学びました。
それでも栄養をとるためにもっとも重要な口の病気は、本当に私たちを悩ませました。
犬や猫は血管が細いので点滴から栄養をいれることができません。
電解質の点滴という水分補給だけです。
人間のように点滴から栄養をいれられればいいのですが、血管が細いために栄養をいれると血管が詰まりいれられないというわけです。
犬や猫の場合、口から栄養をいれられない時に鼻からのカテーテルや食道チューブ、胃瘻などがありますが、どれもリスクと手間がかかります。
鼻カテーテルでは必要なカロリーは1回ではいれられないです。
一日数回はいれないとダメです。
とくに鼻呼吸をしている猫には全く受け付けない子がいます。
細いカテーテルを鼻から直接食道まで通しているので、ずっとつけていられないことが多いです。
専用の栄養を水で溶いて、細い6mlのシリングで1回3本くらいが限界です。
これではほんの数十カロリーしかとれません。
猫は最低でも一日300カロリーは必要です。
食道チューブや胃瘻するには軽い麻酔で食道までいれる手術が必要です。
水で溶いた栄養と水を交互にいれないとチューブが詰まるので絶対に必要なことです。
これを一日数回いれなくてはいけません。
チューブをいれているところが化膿すると敗血症になりますので、定期的に抗生物質が必要です。
これもチューブをいれているところを気にする子には無理です。
気にしてとろおうとすればチューブが食道から外れてしまうからです。
口の中のできものはなかなか見つけにくいです。
人間でも同様にちょっとでも口になにかできていると気になりますよね。
たぶん最初のサインは食欲が落ちること。
私が6月ら9月までひどい腱鞘炎で右手がまったく使えなくていろいろな病院や整骨院、整体を彷徨っていたころ、8月くらいにドライフードの食べる量が減ったことに気がついて、フードを変えたことがありました。
今思うとこれがクレアからのサインだったことに私は気が付かなかったんですよね。
自分の手の痛さでいっぱいいっぱいだったから。。。
9月18日ころよだれを出しているクレアに気が付いたのに、連日実家のお彼岸だったり、父の三回忌だったり、自分の病院通いだったりで、なかなか病院に連れて行ってあげれなかったんです。
私の車が納車されたのが9月28日でした。
主人が3月に大きな車(私がチビだから乗れないだけ)に買い替えてしまって、その車になってから私は車から少し遠ざかっていました。
8月下旬くらいから自分が運転できる車がほしいなと思うようになって、探して見つけたのが今の車です。
不思議なんですが、私が自分用の車を欲しいと買うと必ず誰かが病気になって車で病院に通う日がすぐにきます。
今回も本当にこの車があって助かりました。
8月に食欲が落ちていた時に連れて行ったら手術で助かったのかもしれないです。
ただ口の中のできものは、細胞針や組織針などの刺激で活発になるので恐ろしいんです。
良性であればいいのですが、悪性の線維肉腫や黒色メラノーマや扁平上皮癌などだった場合は、それがトリガーになるようです。
見た目だけでは、良性や悪性かの判断はつかないそうです。
クレアの場合10月上旬に病院で口の中を見た時、犬歯と奥歯の歯茎が赤く腫れていました。
上顎の中心にむかって赤く浸潤がみられました。
口内炎だとばかり思っていたんです。
簡単に消炎剤とか1回で効き目のあるステロイドで治ると思っていたんです。
クレアの場合、麻をかけてスケーリングするとともに組織をとることにしたんですが、細胞をとった時点で悪性の可能性があったので、スケーリングはしませんでした。
それがトリガーになって口の中全体に浸潤することを避けたからです。
病院によっても積極的に治療をする先生と消極的な先生がいます。
クレアの先生は、腫瘍科認定医なので積極治療でした。
タルトの先生は、どちらかというと現実を受け入れて亡くなるまでの予後をよくするといった感じです。
クレアはとれるなら骨ごと上顎からマージンを十分にとって切除することを進めてくれました。
そのために、CTやMRを撮ってどこまで侵されているかを知る必要がありました。
切除といっても限界があって、顎を中央から右と左と考えて、半分以上はとることができません。
たぶん半分までもとれないんだと思います。
だから浸潤しているところが中央までいっていたら、十分なマージンがとれないのでとりきれないというわけです。
とりきれないということは、いずれ浸潤が進んで、目や鼻顎などの骨まで進み、やがて口の中から皮膚をやぶって表にまで腫瘍が進んでしまうということです。
タルトの先生は、もし口の中にできものができていたら、まず口内炎の治療をして効かない場合、多くは悪性なので触らないそうです。
触ると刺激で進行が早くなるからだそうです。
口の中は抗がん剤もあまり効果がないので、病気を受け入れて亡くなるまで少しずつ大きくなっていく腫瘍とうまく付き合うといった感じなんだそうです。
表にでているものは緩和的に手術で切ることもあるけど基本触らないそうです。
メラノーマだったら、転移があるから他の臓器がやられてしまうけど、全部受け入れて触らないそうです。
どちらの考えがいいとか悪いとかは、それぞれの家庭のそれぞれの考えがあるから一概にいえないです。
私たちはできることはしてあげたいと積極的なほうをとりました。
いくつかの場面で選択を迫られることがありました。
長くなりそうなので、また後日詳しく書くつもりです。
今日はここまで。。。









