日本社会人アメリカンフットボール・Xリーグの決勝トーナメント(ファイナル6)は1日、横浜スタジアムなどで準決勝2試合が行われ、富士通(東地区1位)と松下電工(西地区1位)が17日の決勝・ジャパンXボウル(東京ドーム)に進んだ。
 富士通はオンワードスカイラークス(中地区2位)から終始リードを奪い、31-21で快勝。松下電工はオービックシーガルズ(東地区2位)とタイブレーク方式の延長にもつれ込む接戦を29-26で制した。



<富士通vsON-SKY>
TEAM
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
富士通フロンティアーズ
10
7
7
7
31
オンワードスカイラークス
0
0
7
14
21


TEAM
Q
TIME
PLAY
PLAYER(S)
YARD
TFP
PLAYER(S)
G/NG
富士通
1
04:39
RUSH
#20森本
1
KICK
#6小山
G
富士通
1
11:50
FG
#17長谷
34
  
  
G
富士通
2
9:26
PASS
#18出原→#15ブラッド
22
KICK
#6小山
G
ON-SKY
3
7:55
RUSH
#15伊藤
1
KICK
#3岩崎
G
富士通
3
11:03
RUSH
#32千葉
3
KICK
#6小山
G
富士通
4
10:57
RUSH
#32千葉
3
KICK
#6小山
G
ON-SKY
4
12:35
PASS
#13冨沢→#7井本
10
PASS
  
NG
ON-SKY
4
14:39
PASS
#13冨沢→#88大滝
6
PASS
#4石川→#8寺島
G



富士通
ON-SKY
ファーストダウン(ラン - パス - 反則)
24 ( 14 - 9 - 1 )
23 ( 7 - 15 - 1 )
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
17 - 13 - 0
198Yds
42 - 27 - 0
264Yds
(ラン) 回数 - 獲得ヤード
49 - 277Yds
35 - 104Yds
(攻撃) 回数 - 獲得ヤード
66 - 475Yds
77 - 368Yds
(反則) 回数 - 損失ヤード
3 - 35Yds
7 - 67Yds
(ファンブル) 回数 - 喪失
1 - 1
0 - 0
(フィールドゴール) 回数 - 成功
1 - 1
1 - 0
TIME OF POSSESSION
28:40
31:20



<松下電工vsオービック>
TEAM
1Q
2Q
3Q
4Q
OT
OT
TOTAL
松下電工インパルス
0
3
14
6
3
3
29
オービックシーガルズ
0
0
7
16
3
0
26


TEAM
Q
TIME
PLAY
PLAYER(S)
YARD
TFP
PLAYER(S)
G/NG
松下電工
2
15:00
FG
#9太田
38
  
  
G
松下電工
3
07:08
RUSH
#1小林
1
KICK
#9太田
G
松下電工
3
13:13
RUSH
#33粳田
1
KICK
#9太田
G
オービック
3
13:32
KOR
#83清水
96
KICK
#1金親
G
松下電工
4
6:23
PASS
#14河野→#7長谷川
45
KICK
#9太田
G
オービック
4
8:22
PASS
#36白木→#98安東
3
PASS
#36白木→#98安東
G
オービック
4
14:20
PASS
#15瀧村→#20古谷
3
PASS
#15瀧村→#83清水
G




<OVER TIME>
TEAM
OT
PLAY
PLAYER(S)
YARD
TFP
PLAYER(S)
G/NG
オービック
1表
FG
#1金親
41
  
  
G
松下電工
1裏
FG
#9太田
43
  
  
G
松下電工
2表
FG
#9太田
34
  
  
G



松下電工
オービック
ファーストダウン(ラン - パス - 反則)
29 ( 16 - 12 - 1 )
15 ( 5 - 10 - 0 )
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
42 - 21 - 0
277Yds
45 - 23 - 3
202Yds
(ラン) 回数 - 獲得ヤード
52 - 226Yds
22 - 63Yds
(攻撃) 回数 - 獲得ヤード
94 - 503Yds
67 - 265Yds
(反則) 回数 - 損失ヤード
9 - 85Yds
9 - 50Yds
(ファンブル) 回数 - 喪失
0 - 0
0 - 0
(フィールドゴール) 回数 - 成功
6 - 3
1 - 1
TIME OF POSSESSION
37:48
22:12


2日、味の素スタジアムで行われたクラッシュボウルは前半17-27と法政にリードされた日大が第4Qに逆転、38-34で勝利をおさめた。
16日に大阪・長居で行われる甲子園ボウルで、関西学生1位の関西学院大学と対戦する。
96年以来の「青VS赤」対決となる。



TEAM
1Q
2Q
3Q
4Q
TOTAL
法政大学
13
14
7
0
34
日本大学
7
10
14
7
38


TEAM
Q
TIME
PLAY
PLAYER(S)
YARD
TFP
PLAYER(S)
G/NG
法政
1
03:41
FG
#11戸倉
19
  
  
G
法政
1
06:41
FG
#11戸倉
25
  
  
G
法政
1
10:35
RUSH
#4菅原
9
KICK
#23姜
G
日大
1
13:08
PASS
#10木村→#23秋山
13
KICK
#80中村
G
法政
2
03:06
PASS
#4菅原→#11戸倉
20
KICK
#23姜
G
法政
2
09:49
RUSH
#31原
6
KICK
#23姜
G
日大
2
11:44
RUSH
#21金
1
KICK
#80中村
G
日大
2
15:00
FG
#80中村
27
  
  
G
日大
3
3:45
PASS
#10木村→#22松林
20
KICK
#80中村
G
法政
3
09:22
PASS
#4菅原→#11戸倉
14
KICK
#23姜
G
日大
3
9:51
RUSH
#21金
62
KICK
#80中村
G
日大
4
1:13
RUSH
#45広瀬
2
KICK
#80中村
G



法政
日大
ファーストダウン(ラン - パス - 反則)
28 ( 7 - 20 - 1 )
31 ( 11 - 18 - 2 )
(パス) 試投 - 成功 - インターセプト
獲得ヤード
51 - 32 - 1
204Yds
42 - 34 - 1
247Yds
(ラン) 回数 - 獲得ヤード
28 - 113Yds
44 - 253Yds
(攻撃) 回数 - 獲得ヤード
79 - 574Yds
86 - 634Yds
(反則) 回数 - 損失ヤード
3 - 32Yds
4 - 24Yds
(ファンブル) 回数 - 喪失
0 - 0
3 - 2
(フィールドゴール) 回数 - 成功
3 - 2
2 - 1
TIME OF POSSESSION
27:00
33:00


さあ、いよいよ試合開始です。審判のうち、白い帽子をかぶったレフリー(R)と、もう一人の審判がフィールドの中央に立ちました。
両軍ベンチは整列して、そのうち各チーム3人ずつがその列の前で審判に挟まれて立っています。
Rが両軍ベンチを見て、前に立つ3人の横にいる審判がRに向かって手を上げました。試合前のセレモニーです。
Rは短く笛を吹き、その笛と同時に前に立っていた3人が審判にエスコートされてフィールド中央に進んで行きます。

中央にいる2人の審判のところに到着しました。ここで何を話しているのか、聞いてみましょう。

cele

                 (すみません、これ、私ですwww)


発言しているのはRだけのようです。
「ただいまから、秋のリーグ戦、○○大学と△△大学の試合を始めます。」
「まず、両チームのキャプテン、バイスキャプテンを紹介します」
「ビジター△△大学、キャプテン83番□山君、バイスキャプテン52番×川君、同じくバイスキャプテン10番△田君」
「ホームチーム○○大学キャプテン79番☆野君、バイスキャプテン65番※村君、同じくバイスキャプテン26番£原君」
「アンパイア(U)@島さん、レフリー$沢がやります」
まずはそれぞれの紹介のようです。


「本日は、ウォータータイムアウトが2Qと4Qの6分経過した時にあります。通常のタイムアウトと同じですので、ベンチに戻ってコーチと打ち合わせができます」
「その他、怪我人が出た時のタイムアウトや、オフィシャルタイムアウト、クォーターチェンジにも水を入れて、ベンチと打ち合わせができます」
「試合中、○○大学をレッド、△△大学をホワイトと呼びます」
試合中の注意事項確認を行っています。


「それでは、コイントスを行います。(と、ポケットからコインを出す)」
「(500円玉を手の平に乗せ)『日本国』と書いてある方が表、『500』が裏です(と、双方のキャプテンに示す)」
「ビジターの△△大学キャプテン、表か裏のチョイスをしてください」
□山キャプテン「表でお願いします」
「表をチョイスしました。コインを空中に投げ、グランドに落とします(コインを空中にはじく)」
(コインは『日本国』を向けてグランドに)
「表が出ました。△△大学ファーストチョイスです(と言いながらキャプテンの肩を2回叩く)」
□山キャプテン「リターンお願いします」
「では○○大学フィールドをチョイスしてください」
☆野キャプテン「こちらから蹴ります(と蹴る方向を示す)」
「では、それぞれのサイドに別れてください。」
「(場内に向かって)ホワイト、レシーブ」
「では握手して」

両チームのキャプテン、バイスキャプテンが握手を交わし、それぞれのチームエリアに戻ります。

それぞれサイドラインで待機していた他の審判がフィールド中央に集まりました。
「コイントスはホワイトが勝ってレシーブを選択しました。キックはこちらから蹴られます」とセレモニーの結果が伝達され、「では頑張っていきましょう」と審判全員で手を合わせ、各ポジションにつきます。

観客の皆さんは、あのセレモニーでどんな話しがされているか、意外にご存知ないでしょうね。
今回は試合の流れその1として、セレモニーの中身をご紹介しました。


次回からは、実際の試合に沿って、ご説明します。

攻撃の前進を停めるのが使命の守備。大まかに分けて、第1列目のディフェンスライン(DL)、2列目のラインバッカー(LB)、最後列のディフェンスバック(DB)となります。

D#


DLは、攻撃側のラインの正面や、ラインとラインの間にセットします。3人から6人のセットまであり、奇数の場合にはCの前に一人がセット、ノーズガード(NG)もしくはノーズタックル(NT)と呼ばれます。一番大外にセットするDLをディフェンスエンド(DE)、内側にセットするDLはディフェンスタックル(DT)と呼ばれます。ランニングプレイの守り、パスプレイの時のパッサーへのチャージが主な任務です。

                   dl

LBも2人から5人まで配置されることが多く、外側のLBをアウトサイドラインバッカー(OLB)、内側のLBをインサイドラインバッカー(ILB)と呼びます。3人配置される場合には真ん中のLBをミドルラインバッカー(MLB)と呼び、その頭文字から「マイク」とも呼ばれます。外側のLBはウィークサイド(攻撃側の人数が少ない側)を「ウイリー」、ストロングサイド(人数が多い側)を「サム」と呼んだりします。


LBは守備の司令塔的な存在で、守備全体の指示を出すことが多く、自らはランニングプレイへの守りもやれば、パスプレイへの守りにも参加しますし、2列目からプレイ開始と同時に攻撃側目掛けて突っ込み、パッサーをタックルしたり、ランニングプレイを素早く止めたりもします。これを「ブリッツ」といいます。

         lb



DBには大外のレシーバーをカバーするコーナーバック(CB)、守備の最終防御をになうセイフティ(S)、攻撃側の体型などで自由に位置を変えるフリーセイフティ(FS)があります。アメフトの醍醐味の一つであるパスプレイの守備は主に彼らの仕事になります。また、左右のフィールドに展開するオープンプレイの守りも行います。



cb


守備にも攻撃側と同じような体型があります。攻撃側のフォーメーションや相手チームの得意なプレーなどに応じて、さまざまな体型で対応します。代表的なものを上げてみましょう

基本的にDLの人数、LBの人数で守備体型の呼び名が決まります。


【3-4】DLを3人、LBを4人配置し、外側のLBはDEの役目も果たしたりします。学生、社会人を問わず、日本では一番用いられている守備体型です。ランプレイにもパスプレイにも適していますが、比較的パスプレイに対応した体型と言えるでしょう。

4-3

【4-3】DLを4人、LBを3人にした体型です。どちらかといえばランニングプレイに対応した体型ですが、MLB(マイク)が中央を一人で守る形になっているので、マイクに適材がいないと厳しいかもしれませんね。


4-3


【4-4】DL、LBとも4人です。昔日大が甲子園ボウルに出たときに、当時の篠竹監督が「当日は雨になる」と予測、この体型からLBをブリッツさせる守備で、甲子園の勝利を勝ち取ったという逸話のある体型です。その話からもわかるとおり、ランニングプレイには抜群の強みを発揮します。


4-4

このほかにも、ゴール前で敷かれる「8メンフロント」(DLを8人配置して、1ydも進ませないという体型)や3-4の外側のLBをDLにして配置する「5-2」などの体型があります。


スペシャルチームについては、この後お届けする「試合の流れ」の中でご紹介することにして、いよいよゲームの説明に入っていきましょう。





いよいよ甲子園出場をかけて、関東学生のチャンピオンが決まります。2日(日)13:00キックオフ、味の素スタジアムで法政vs日大の対戦。日大にとっては前世紀の1999年以来の決勝進出、迎え撃つ法政は5年連続の決勝進出です。関西では関学が先週に甲子園出場を決めており、日大が勝てば久しぶりの青-赤対決になりますし、法政が勝てば前年と同じ対戦、関学としては関西の意地を見せたいところでしょうね。

一方ROAD To JAPAN X BOWLの社会人王者を決めるファイナル6の準決勝、こちらは1日(土)13:00キックオフで、西は長居球技場、東は横浜スタジアムで開催。西の対戦は松下電工vsオービック、東は富士通vsオンワード-スカイラークスで争われます。

熱い冬がますますヒートアップしそうですね