セレモニーが終わると、両チームは自身のチームエリアの前で円陣を組み、気合いを入れます。
続けて、試合開始のキックオフ。キックのスペシャルチームがフィールドに入ってきました。
キック側のスペシャルチームにはキック専門のキッカーがいます。プレースキック(キックオフやフィールドゴール、TFPのキック)だけを行うキッカーと第4ダウンで攻撃権を放棄するときに行うパント専門のパンターとに分かれているチームもありますが、いずれもキックのスペシャリストです。
レシーブ側のスペシャルチームには、確実にキャッチし、足が速く、デイライト(ブロックとブロックの間)をすばやく判断できるレシーバーがいます。
ボールはキック側のチームが出し、まずキックオフの自陣35ydライン上にいる審判(アンパイア=U)がそのボールを確認したあとで、キッカーに渡されます。
キックオフにはいくつか条件があります。
①蹴られたボールは10yds以上飛ばなくてはなりません。もちろん、空中を飛ばなくてはならないというわけではなく、ゴロキックでも10yds以上ころがればOKです。10yds以上飛ばない(ころがらない)場合には、ボールが止まった地点で「バイオレーション」となり(反則ではありません)、その地点からレシーブ側の攻撃になります。
②レシーブ側は、最初の立ち位置がボールのセットされた35ydラインから10yds以上離れていなければなりません。ボールが蹴られる前に10yd以内に侵入すると「エンクローチメント」という反則になります。
③同様にキック側もボールが蹴られるまでは35ydラインより前方には出られません。出てしまうと「オフサイド」の反則になります。
④ボールが誰にも触られずにフィールドの外に出てしまっても、キック側の反則になります。「不正な手段」という反則です。10yds以上飛ばずに外に出た場合には「バイオレーション」(①の後段)が適用されます。
レシーバーの後方に位置していたレフリー(R)が、試合開始の笛を吹きました。キッカーは助走をつけて、ボールをレシーブ側に向かって蹴り出します。
ボールはエンドゾーン近くまで飛んで、一番深くに位置していたレシーバーがキャッチ、ここからレシーブ側は前進を開始します。いよいよ、アメフトらしいブロック、タックル、ランニングの始まりです。
ここでもいろいろとルールがあります。
①レシーブ側はブロックのために手を使って相手をつかんではいけません。「ホールディング」(反則地点から10ydsの罰退)の反則になります。また、相手の背後へのブロックも「背後からの不正なブロック(まんまですがww)」(反則地点から10ydsの罰退)もしくは「クリッピング」(反則地点から15ydsの罰退)の反則になります。そして、キックのリターン中とインターセプトのリターン中には相手の腰から下のブロックも「ブロッキング・ビロウ・ザ・ウエスト(これもまんまですね)」(反則地点から15ydsの罰退)の反則となります。
②キック側はボールを持っているプレイヤーをタックルするために、相手のフェイスマスクを掴んではいけません。「ファイス・マスク」(ボールが止まった位置から、触れただけなら5yds、掴んだ場合は15ydsの罰退)の反則です。タックルするために故意にヘルメットで相手に当たることも禁止されています。「スピアリング」(ボールが止まった位置から15ydsの罰退)の反則になります。
リターナーが自陣5yd付近から、ブロックをうまく利用して、自陣30yd付近までボールを進めました。ここで、タックルされ、キックオフが終了となります。この地点から、レシーブ側が攻撃を始めるわけです。