ジョジョの奇妙なEDテーマ その2:Walk Like An Egyptian | ホビット(趣味人)の気まぐれブログ

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Walk Like An Egyptian/BANGLES

( Liam Sternberg )

収録アルバム:「Different Light」(1985)

動画:Walk Like An Egyptian (MV)

 

 

原作の「第3部」に当たるアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダスト・クルセイダース」は、「スタンド」と呼ばれる「姿を伴った超能力」の存在が初めて登場した。

スタンド能力の定義付けが、いくつかのスタンドを除いてタロットカードと結びつけられていたのが新鮮に映ったし、後半に登場した「エジプト9栄神」というカード(?)の存在も、ミステリアスで面白かった。

元々ジョジョの読者だったものの、ハマり始めたのはこの第3部からだった。

 

第1部で死んだと思われていた吸血鬼DIOが復活し、スタンドという新たな力を手に入れて、再びジョースター家に災いをもたらす。

その禍根を断つ為に、ジョセフ・ジョースターとその孫 空条承太郎は仲間と共にDIOの潜伏するエジプトを目指して旅立つ・・・というのが、第3部のおおまかな内容。

 

この第3部、アニメでは前半(承太郎の登場~エジプト上陸)と後半(エジプト上陸~DIOとの最終決戦)との間で2部構成に分かれていた。

今回は、前半のエンディング・テーマとして起用されていた曲を紹介。

 

起用されていたのは、1980年代に活躍していたアメリカのガールズ・ロック・グループ BANGLESの「Walk Like An Egyptian」。

どう考えても、エジプト繋がりなタイトルから選ばれたのでは、という気がする (^^;

 

リリース時のメンバーは・・・

 

G/Vo:スザンナ・ホフス

Lead G/Vo:ヴィッキー・ピーターソン

B/Vo:マイケル・スティール

Dr/Vo:デビー・ピーターソン

 

・・・の4人組。

ヴィッキーとデビーは実の姉妹(ヴィッキーが姉、デビーが妹)で、BANGLESの前身バンドを結成したのはこの2人。

Bのマイケル・スティールは、ガールズ・ロック・グループの元祖として知られるTHE RUNAWAYSのオリジナル・メンバーだった人物。

 

冒頭で鳴るタンバリンのリズムを受け継ぐ形で始まるダンサブルなアップテンポのこの曲。リズムも変わってるんだけど、歌メロも変わってる。マイナー・キー主体で、ウネウネと進むような印象。

この曲の特徴は、3人のメンバーがVoを執っているところ。ヴィッキー→マイケル→スザンナの順にメインVoが変わって行く。

 

どちらかというと丁寧に歌うヴィッキー。

ヴィッキーに比べるとやや低音が効いていて、力強い歌を聞かせるマイケル。

少し甘さを漂わせた高音のVoを聞かせるスザンナ。

 

・・・と、三者三様の歌声を聞けるのが面白い。

時々「oh whey oh~」というコーラスが入るのだけど、その力の抜け具合が聴いてて微笑ましくなる。

 

「暗めなのにノれてしまう曲」・・・これが「Walk Like An Egyptian」の印象。一度聴いたら、間違いなくしばらくは頭の中回ります(笑)。

 

※オリジナル・アルバムのライナーノートを参照。