図書館本ですニコニコ

読了が、平日の朝だったのですが
朝から泣きました( ;∀;)

以下、多少ネタバレありますチュー



カレーを絡めた章の構成なので
タイトルがカレーの時間、なのでしょうか。

祖父の、かつての勤め先は
カレールーを作る食品会社で
インスタントカレーが日本に広まったときにも
「カレーは大鍋でつくるもの」
「家族分インスタントカレーをあっためるなんて面倒、高くつく」という当時の感覚の中で
インスタントカレーを広める仕事をしていて。

でも、今は
不要なくらいマスクを買い占めてみたり
無神経な発言、行動を繰り返したり
若者に「老害」と言われそうなふるまいで。

コロナ禍の大阪を舞台に、
「家族愛」だとか、
「家族の絆」だとか
安直なまとめ方をすることが難しい
いろいろな想いを描いています。


当初の祖父・義景は
「いるいる、こんなおじいちゃん泣き笑い」という感じで
老眼だから、汚れが見えないんだろうし
脳も老化で、視野が狭くなるのは
ある意味仕方ないかなと思いますけど

実際まわりにいたら、私なら
理解はしますけど距離を置くタイプ。
がっつり巻き込まれたくはないので。

介護のお仕事をされている方
ほんとすごいと思います、、


それぞれの立場では
それぞれの言い分がある、という物語で

例えば、傍若無人な人を受け入れて
その人の言う通りにすることが
正解ではないと思うのです。

不器用だから、を免罪符に
何でもして良い訳ではない。

理解はした上で、
拒否する権利がこちらにはある。

それでも、家族だと
完全な拒否は難しいし
背景まで知ってしまったら
どうしても憎みきれない。

ほんと不器用だし
その行動が正解、とは言い切れないけど
もう、、( ;∀;)

反芻して何回も泣けるんですが泣き笑い


・・・この本は、
母にもお勧めしたいので
買おうかなニコニコ

お勧めです!爆笑



最後に。

「寂しさの紛らわせ方で
独創性見せつけるなよ!」
いったい何をした?

大喜利ネタになりそうだなと
思いましたてへぺろ