「防災」ではなく「減災」を目指す
■2011年もあと数日。早いですね。
忘れることのできない1年になりました。
■多くの尊い人命が失われ、
地域社会にも大きな傷跡を残した3・11。
■東京でも大きな揺れを感じ、
交通機関の停止による帰宅困難者があふれ、
電話等の長時間にわたる不通が発生。
■また、電力の供給不足や物資の不足など、
首都東京の都市機能が
一時停止するほどの影響がありました。
■このような経緯もあり、
防災という言葉を
よく聞くようになりました。
■しかし、
防災とは、災害の発生や
損害を完全に防止するということ。
現実には、極めて難しいことです。
■ではどうすればいいか?
ひとつの答えとして、
常識を超えた事態、災害に遭遇しても
損害を最小限に食い止める――「減災」という
概念に着目したいですね。
■いかに、災害からの立ち直りを
しやすくすることを目的とした
「減災」を徹底するか。
これが大切なのではないでしょうか。
■たとえば、日頃から、
大災害が発生した場合を想定した
訓練などの行動を習慣化する、
といったこともあります。
そして、これは企業でも同じこと。
■今、自然災害やパンデミックといった
世界的な不確実性が拡大する中、
ビジネスがグローバル化&複雑化にともない、
さまざまな不測の事態によって
事業活動に与えるリスクが高まっています。
■企業の中にも、
防災ではなく、
「減災」の概念を構築し、
不測の事態が生じた場合、
中核となる業務を中断させないこと。
または、中断があっても
迅速に再開させることが必要です。
■危機に遭っても
最小限の被害にとめられる企業。
「減災(セーフティ)」という
新しい安全対策の徹底を、
ビジネスの場の文化にしていくことが、
多くの企業に必要なのではないでしょうか。