部下育成-"理解を確認する声かけ"できていますか?
■5月も半ば、
新人が徐々に職場に慣れてくる時期ですね。
■研修が終わり、
それぞれの配属先で、
日常業務がスタートする人も
多いかもしれません。
■私はセミナーや講演会で、
「部下がなかなか仕事を覚えない」
「指示すればこなすが、自発的には動かない」
といった、
リーダーたちの
“部下に関わる悩み”をよく聞きます。
■この時期、新人はもちろん大変ですが、
新人を育てながら
自分の仕事もしなければならない
上司も大変なんですよね。
■“自分ですべてを背負い込む”
でも
“部下に丸投げする”
でもなく、
「新人に仕事を上手に任せる」
ことができるのが真のリーダー。
■そのためには、
「共通言語化」
「見える化」
「優先順位化」
を徹底するのがポイントです。
■反対に、
新人に「自分で考えろ!」は禁句。
できるだけ、具体的な言葉や
ビジュアルで表現します。
■また、
指導の過程では
「部下に関する情報の収集・把握」
のためにも、
面談のルール化が効果的です。
■ここでの気をつけたいのは、
理解を確認する声かけのとき、
「わからないことや質問はありますか?」
「何か不安に思っていることはありますか?」
と問うのではなく、
「わからないところはどこですか?」
「ストレスになっているところはどこですか?」
とストレートに聞くこと。
グッと具体的な回答が返ってくるはずです。
■目標達成やパフォーマンスの向上を
目指す手段として、
定期的にコミュニケーションを図ることで、
信頼にも発展します。
部下自身、仕事のストレスフリーにもつながるのです。