昨日いただいた、WillLaboへの宿題は、『寝ていると、だんだん痛みが増して、1時間くらいで寝たり起きたり。ゆっくり休むことができない。』という訴えをどう解決するか、でした。
少し、前に睡眠と呼吸について書き込みましたが、今回は『長く座っていると、立ってすぐに歩きだせない』につながる問題だと考えています。
『長く座っていると…』、については、結論として、緊張して身動きが取れない状況になっている、ことを問題とし解決策を考えましたが、『横になっていても、緊張して身動きが取れない状態』ってどのような状態なのか、 整理しつつ解決策を探していきたいと思っています。
そもそも、“寝る”という行為は、カラダと頭を休めるために休養することを指します。
昔、登山の本を読んでいて感心したことの一つに、“休養をいかに効率よくとるか”、という話題がありました。
その本の著者曰く、『ビバーク、など緊急の時には、睡眠を十分にとり体力を温存することが大切である』、という見地から、“思考中断の術”、という、要は何も考えない訓練をしておくといい、という記述でした。疲れ切っていたり、心配なことがあると短時間で十分な休養が取れないことがある。だからあえて、「何も考えない」、という行動ができるようになっておくと、ぐっすりと眠れなくても、体力は温存できる、ということでした。
ちょっと前に書き込んだ、『カラダの基本は体力だ』でも、記載しましたが、体力を維持することは、変股症の方でも重要なこと。痛み、は気持ちをそぐだけでなく、体力さえ奪うと考えられます。そこへ、十分な休養ができない、なんてことが起こると本当につらいだろうと想像するのです。
余計なことを長く書きました。
本筋に話を戻して、“寝る”という行為を考えてみます。
寝るためには、通常、私たちは横になります。カラダを地面に近づけて、カラダの重さを地面にゆだねてしまうわけです。
この時には、出来るだけ、カラダの地面に当たっている部分が多いほうが得なわけです。
たとえば、仰向けで寝ているならば、背中全体がぴったりと地面に触れている、頭の後ろがぴったり、腕の後ろがぴったり、足の後ろが、お尻が…。
こうして、地面に自分の重さをすっかり預けてしまえば、余計な力が抜けてリラックスできるものと考えられます。
しかし、カラダには凹凸があります。また、カラダや頭、腕、お尻、足などは円柱形で(『生き物は円柱形』って歌っていた、東工大の教授がいましたね、いやこれも余談です。)丸っこい形をしていますから、いくら努力してもどうしたって、地面から浮いている個所が生じます。
ですから、理屈では、カラダを地面に下して、リラックスして、といったところで現実には、難しいわけです。
では、私たちはどの様に円柱形のカラダを地面に下して、リラックスしているのか?
実は、この、横になっている間も(もちろん、夢の中で楽しい思いをしているときも)、カラダはバランスを取り続けているはずなのです。
これは、『長く座っていると…』でも記載しましたが、動物は活動していない、動いていない、ジッと止まっているように見えるときにも、微妙に動きつづけています。動き続けているから、生きていけるといってもいいかもしれませんね。
呼吸や心臓の鼓動、血液の流れ、内臓の消化機能、分泌物やホルモン調整など、体そのものは動いているように見えなくても、これらが活動を止めることはありません。
あったりまえでしょ?死んじゃうじゃん。なんて声が聞こえそうですが、分かっているようでわかっていないのが、この世の常。
呼吸や心臓の鼓動、消化管の働きは、これはれっきとしたカラダの動きです。
私は、疲れが溜まってくると、自分の血液の流れでめまいに似た動揺を感じて、『今、地震なかった?』なんて聞いてしまうほど、心臓の鼓動や血流はカラダにもろに響く動きです。
ですから、「バランス」、ということを「平均台にのって、前転をする」なんて言う、体操選手の超一流技を考慮するのではなく、寝ている間でも、円柱形のカラダがぐらぐらしないで落ち着いて寝ていられる、「バランス」という域にまで下げて考えたいと思います。
が、今日も長くなってしまいました。
まだまだ、書かなければならないことがたくさんありますので、今日はこの辺にしておきます。
およそ、あと3回くらいで、『よく眠れない』に関しての解決策を提案するところまで行きたいと思っています。
どうぞ、お付き合いくださいね。
話し出すと止まらなくなってしまう、結構おしゃべりなWillLaboでした。
WillLaboは、東京の墨田区両国にある、リハビリスタジオです。変形性股関節症の方、脳卒中片麻痺の方、などお体に障害がある方へのサービスを主に行っています。
今後、英語版の記述も検討しています。
日本に在住されていて、日本語があまり得意でない方にも、サービスを提供していきたいと思っています。