
先週金曜日の大地震から1週間が過ぎた。被害規模や福島の原発状況がどんどん深刻になってきている。都心は流通がストップし、店から物が消えてしまった。夜になると計画停電と自主的な節電で街がいつもよりかなり暗い。余震が頻繁に発生し、その度に身構えてしまう。僕はこないだ電車に閉じ込められたせいか、電車の揺れが地震によるもののような気がして落ち着かない。みんな、多分、今の状況が精神的にボディブローのように効いてきて疲れ始めていると思う。

大地震の後、何となく世の中を支える軸のようなものが失われたような気がしている。みんなそれぞれに何らかの頼るべきものを持って生きている。それは実体的な場合もあれば観念的な場合もあるが、いずれにしても、何も持たない人はいない。多分、何も持てなくなった時、人間は自ら命を絶つか、精神的に崩壊するのだと思う。ただ、今回の大地震はそういった個人レベルを超越した、もっと高いレベルというか、もっと根本的な部分で軸をぐらつかされた気がする。地震なんだから地面も含めてグラグラするのは当然なのだが、何か日本人がこれまで積み上げてきた国家としての骨組みみたいなものが、実は、案外もろかったような気がしている。とにかく今は「不安」でいっぱいだ。