「親しき仲にも礼儀あり」というが、
いくら親しくなっても、
相手の心の中に土足で踏み込むようなことは避けたい。
友人だから何を言ってもいい、
長い付き合いだから、家族だから、親戚だから、夫婦だから、
という考えは違うのではないか。
けじめがないと、必ずよくない方向に進む。
特に言葉には、細心の注意が必要だと感じる。
何気なく言った言葉が、深く相手の心を傷つける。
言葉の暴力は、ときに身体的に与える暴力よりも長く残るもの。
ある一線を越えた、たった一言で人間関係は壊れ、
組織や家庭はいとも簡単に崩壊してしまう。
上司と部下の関係も同じ。
どんなに親しくても、人間性を否定し、
人格を傷つけることは決して許されることではない。
例えば部下が失敗したとき、
上司がそれを厳しく叱責するのは仕方ない。
失敗した原因や方法は、厳しく追及すればいい。
しかし例えば「君はバカか」「能力がない」
「役に立たない」などとは絶対に言わないこと。
感情のしこりが残らないようにしたい。