話を聞く表情に、不愉快な印象がにじみ出ている上司は多い。
その顔を前にして、
部下は建設的な意見や相談などできるわけがない。
ただでさえ、大半の部下は世代や経験が異なり、
かつ管理する者とされる者という立場の違いがあるため、
同僚に比べれば上司は苦手で、ときには怖い存在になる。
では、不愉快な表情とはどういうものか。
人にプレッシャーを与えるような、
普段以上に深く刻まれた眉間のシワや、
相手を見下ろすような冷たい視線、ヘの字に曲がった唇、など。
ため息もその1つ。
人間は年齢を重ねるごとに、こうした表情に
近づいていくのは仕方ないが、部下に接するときは配慮をしたい。
望ましい、すがすがしい表情とは、これらの逆になる。
目をしっかり開き、
まなざしを相手と合わせ、唇の両端を少し上げる。
つまり、人が楽しいとき自然にする表情。
「なぜ上司が部下に合わせるのか」と思う気持ちもわかるが、
ほんのわずかな配慮で人の心を前向きにさせ、
仕事が円滑に進むメリットを考えれば、努力する価値はある。