今回は、
「1日30分」を続けなさい! 人生勝利の勉強法55 (古市幸雄著、だいわ文庫)
の書評を書きたいと思います。
本書では、社会人になってからも勉強を続けることの重要性や継続するための具体的な方法を解説しています。
著者が強調していることは、「いきなり長時間勉強しても短期で挫折してしまうが、少しずつであれば長期にわたって継続でき、成果が現れる」という点です。書名にある「1日30分」というのも、「短時間でもいいから継続することが大切である」という意味が込められています。他には、古市さん自身の自己投資の体験談、勉強時間の捻出方法なども載っています。
特に印象に残ったのは、
・テレビを見ないと1年間で2ヶ月分の時間を捻出できる(2ヶ月という数字の導き方は本を参照)
という箇所です。
私もテレビを見ないわけではありませんが、見るときは録画して見ています。
「食事のときに録画した番組を流し、食べ終わったら停止し、続きは次の食事で見る」というのが私のテレビの見方です。
こうすると、テレビだけのためにテレビの前に座ることがなく、時間の無駄がなくなります。
「2:6:2の法則」というものが紹介されており、その内訳は、
2…自分を向上させる気がまったくないので、自己投資しない
6…自分を向上させる気はあるが、具体的な自己投資の行動を起こさないので、実際には向上しない
2…日々向上しようとコツコツ勉強を続け、自己投資を惜しまない
となっています。
つまり、自己投資をして勉強を続ければ、その時点ですでにトップ20%に入ることができます。
これを知って、私は「トップ20%に入るのって意外と簡単なんだな。だったら勉強しないと損だ」と思いました。
私が日々勉強したり、ビジネス書を読んだり、セミナーに参加したりするのは、「2:6:2の法則」の上位2に入りたいと思うからです。
古市さんは英語の指導も行っており、本書には英語の勉強法についても詳しく書かれています。
「勉強することに意味が感じられない」あるいは「最近勉強していないな」と思ったときは、本書を読むと「これはいかん!」と思い直すことができます。