約25年ぶりに、下松市のラーメン店『紅蘭』を来訪した。
ここは以前(と言っても30年ほど昔だが…)、私が徳山市(現:周南市)でプログラマーをしていた頃に何度か通った事があるラーメン店だ。
岩国市なら『すえひろ』
光市なら『めんいち』
柳井市なら『のおくれ』
そして、
下松市なら『紅蘭』
と即座に挙げられるほど、山口県東部では名の知れたラーメン店である。
この度、四半世紀ぶりの再来となった理由は、
(1997年頃だったか)最後に訪れた時にあまり良い印象がなかった事、
飲食店にとって“大恐慌”のコロナ禍を無事に生き抜いた事、
そして最近のネットでの口コミの高評価ぶりを見て「もう一度味わってみようかな」と思った事がきっかけである。
下松駅周辺は昔と比べてずいぶんスッキリとした町並みになった。
よく言えば整然としているのだが、悪く言えばガラーンとしている。
典型的な<少子高齢化が進む市街地>の道路沿いに位置しているが、お店の外観は以前よりも綺麗サッパリした印象を受けた。
お昼時なので、お店のすぐ脇の駐車場は無理だと思い、お店から少し離れた駐車場に車を停める。
駐車場はほぼ満車。
驚く事に、他県ナンバーの車も何台か停まっている。
そして、お店の外にはお客さんの長い列が出来ていた。
私と妻も最後尾に並んだ。
映画の上映時間まであと1時間ちょっとだったが、食事メニューは中華そば、チャーシューメン、いなり寿司の三種類しかないため、お客の回転は早そうである。
お店の外で15分ほど待ち、店内に案内された。
入口で食券を購入し、店内で席が空くのを待つ。
この間、トータルで20分程度だっただろうか。
私は中華そば(中)をオーダーした。
昔はチャーシューメン一択だったが、他のお客さんへ運ばれたラーメンを見て、普通の中華そばでも十分な量のチャーシューが入っていると思ったからだ。
着丼後、
最初にスープをすする。
牛骨特有の甘くて良い香りが口の中いっぱいに広がるが、決して濃い味ではない。
塩分と旨みのバランスが調和した美味しいスープだ。
次に麺を味わう。
博多ラーメンほどの極細バリカタ麺ではないが、細めでコシがあり、食べ応えのある麺だ。
スープにほどよく絡み、こちらも程良いバランスである。
チャーシューもこれで十分な量だ。
中華そばのチャーシューを思う存分味わいたい方はチャーシューメンが良いかもしれない。
ちなみに、私の向かいの席に座られた女性2人組はチャーシューメン(並)を頼まれていた。
あっさり目の牛骨スープなので、女性でもペロっと食べられるのだろう。
ちなみに、麺の量は(並)(中)(大)とあり、(中)は(並)の1.5倍、(大)は2倍の量だそうだ。
アラフィフの私は(中)で<大>満足。
20代の食べ盛り、もしくは体育会系の大食い諸君は迷わず(大)をいってほしい。
あっ、もちろん成人病の類をお持ちでない方…という前提条件付きで。
トータルでバランスが良く、満足度の高い一杯であった。
「大した特徴がないのが特徴」といえば長所がないように聞こえるが、私がこよなく愛した福岡県の元祖長浜ラーメンも最初に食べた時は特徴がないラーメンだなぁと思ったもの。
時間が経つに連れて、この味が恋しくなるのかもしれない。
四半世紀前に訪れた際は、クセの強い男性の大将が一人でラーメンを作られていたと思うのだが、昨日は厨房に男性の姿はもなく、女性数名で作られていた。
給仕の方も全員女性。
お店の外に少し並んだが、食べる前も、食べる際も、食べた後も、全くストレスはなく、好印象そのものだった。
牛骨ラーメンと言えば、(私的には)光市の『めんいち』がベストなのだが、『紅蘭』もなかなかいける!という印象に変わった。
何でも値上げ②の今のご時勢、(並)なら600円台で食べられる中華そばを提供している『紅蘭』の企業努力は素晴らしいと思う。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。
『マツコの知らない世界』で紹介された、下松市のもう一つの牛骨ラーメンの名店『北斗亭』も近いうちにお邪魔出来れば…と思っている。
