
公開初日だったせいか、館内は大盛況でした。
この『藁の楯』は80年代~90年代にかけて大人気を誇った漫画『BE-BOP-HIGHSCHOOL』を描かれた木内一裕(きうちかずひろ)さんの作家デビュー作だそうです。
政財界の大物:蜷川の愛しい孫娘を殺した清丸。
蜷川によって、清丸の首には10億円の懸賞金がかけられた。
かくまってくれていた仲間に命を狙われ、恐怖を感じた清丸は福岡南警察署に出頭する。
福岡から東京の警視庁まで清丸を護送する命令が下され、四課の刑事:銘苅、白岩の2名がSPとして防護につく事になるが、その道中、お金に目がくらんだ一般市民や警察官、機動隊員までもが清丸の命を狙おうとする。

キャスト
四課の刑事
銘苅一基(大沢たかお)
白岩篤子(松嶋奈々子)
清丸国秀(藤原達也)
蜷川隆興(山崎務)
一課の刑事
奥村武 (岸谷五朗)
神箸正樹(永山絢斗)
福岡県警
関谷賢示(伊武雅刀)
俳優陣の演技は文句なし!!
大沢たかおさんは神にも悪魔にもなれそうそうな<ワイルドカード>的な役柄がピッタリでしたし
ショートカット&スーツ姿の松嶋奈々子さんは凛とした美しさがあって
岸谷五朗さん、伊武雅刀さんは独特の存在感を発揮していましたし
永山絢斗くんは若くて血の気の多い刑事役を見事に演じていました。
そして、観ていて不快感が残るほどの怪演だった藤原達也くん。
彼はこういった役がとても似合いますね。
『見かけない色の新幹線だなぁ・・・』と思っていたら、列車の部分は台湾ロケだったようです。
それでも、小倉、岡山、相生、新神戸、京都、名古屋・・・と見慣れた駅名が出てくるので、非常に緊迫感がありました。
『清丸というクズを護送することに本当に意味があるのか?』
護送する刑事が殉職、または離脱していく度に、視聴者は何度もこのことについて考えさせれます。
完成度の高い作品です。
久しぶりに、画面にのめり込んで観てしまいました。
しかし、観終えた後はどことなくスッキリしないモヤモヤ感が残ります。
これは、現代社会において、清丸国秀のような人間が本当に実在し得るということ。
そして、お金に目がくらんだら何でもしてしまうという人間もまた実在するからでしょう。
そういった意味では、単なる刑事ドラマを超えたメッセージ性の高い作品であると言えるのかもしれません。
俳優の演技 ☆☆☆☆☆
ハラハラ度 ☆☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆☆★
映画『藁の楯』 予告編