たとえば、僕の好きな『Godfather』のマイケル役は
元々アルパチーノではなくロバート・レッドフォードだったらしいです。
それとか、『地獄の黙示録』でもマーティン・シーンのウィーラード大尉役が
ハーヴェイ・カイテルが予定されていたらしいです。
たぶん原案通りなら全然違った作品になっていたでしょうね。
そんなことを想像するのも楽しいものです。
本日、おとどけする映画も初めは「エっ??」って感じのする配役でしたが、
実際観てみると納得できる映画です。

【タイトル】アイアンマン(2008,アメリカ)
【キャスト】監督:ジョン・ファヴロー
ロバート・ダウニー・Jr.
グイネス・パルトロウ
テンレス・ハワード
【ストーリー】天才発明家で世界的な兵器製造メーカーの社長トニー・スタークは兵器の売り込みの為に訪れたアフガニスタンで武装テロ組織に拉致され、強制的に大量破壊兵器を作らされることになる。トニーはインセン医師の助けを借りパワードスーツを作り上げ、テロ組織から脱出するがその時、自社の製品がもたらす惨状を目の当たりにする。
帰国したトニーは兵器開発事業から撤退することを発表するが、先代からの重役であるステインは思いとどまるように説得する。一方、トニーは新型のパワードスーツによって平和な社会を目指そうと「アイアンマン」開発に没頭していく。
それぞれの思いが交錯する中で、アイアンマンやスターク社を取り巻く陰謀が繰り広げられていくのであった。
【みどころ】ロバート・ダウニーJr.が観たくて観たような映画ですが、とても満足できるものでした。ダウニーJr.の強烈な演技は期待できませんが大人のセクシーさが今までのヒーロー像とはひと味も違っています。元々の設定ではトニーはもっと若いはずなんですが、キャスティングの時にダウニーJr.の心意気で決定したらしいです。天才でいて、遊び人でもあるトニーらしさが上手く表現されています。というよりなりきってます。
映像はアメコミ実写映画によくあるような感じですが、それでもアクションシーンだらけではなく俳優の演技が楽しめるというのは新鮮でしたね。感想としては映画がダウニーJr.に合わせて作られているのか、ダウニーJr.が映画に上手くフィットしているのか…。どちらにせよしっくりいっている映画であることは間違いないです。
グウィネス・パルトロウも相変わらず一瞬彼女とわからない演技でした。まだまだ綺麗でしたね。良く言えばクセがない、悪く言えば味がないってとこでしょうか。
ストーリーもシンプルなんですが、一貫性があるというのでしょうか。期待してイマイチだった『ハンコック』よりも僕は好感がもてましたね。
【総評】ダウニーJr.は僕の中で期待を裏切らない俳優No.1ですね。今回も充分に彼らしさを観せていただきました。それにしても彼は薬物中毒を克服したんでしょうかねぇ?
色々なレビューを見てると、原作を読んでいるとより楽しめるということですが、予備知識がなくても全然楽しめます。たぶんマニアの鑑賞にも堪えうるということなんでしょう。そういう意味ではしっかりした作りなんでしょうね。
ラストは完全に二作目を意識したものになっています。ただ、今時の映画にしては一作目からの間隔が開いているですよね。内容を忘れないようにしなければ…。
アメコミ実写が苦手という方も色んな面で充分に楽しめると思います。

【評価】☆☆☆☆ 4
今年に入って「意外に楽しめた映画」部門ではトップでしょう。
期待してなかっただけに評価は高めです。
アメコミ好きはもちろん、そうでない人にもおすすめできます。