いちご苗の生産リスクを誰が負うか | 横田農園

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農園日記

昨日は連休初日クローバーというわけで、「苺買えますか?」のお問い合わせが何件かありましたイチゴ

申し訳ないのですが、まだ収穫は5日に1回程度の割合。

12月に入れば毎日収穫しますので、申し訳ありませんがもうしばらくお待ちくださいませごめんなさい

 

さて、昨日の「吉見町で大企業がいちご栽培!?」のブログにこんなコメントをいただきました。

 

カズさん、いつもありがとうございます!

 

「最初からダメだと決めつけず、やってみてから判断してみてもいいと思います」

 

カズさんのおっしゃるとおり、私もそれは思います。まずやってみることが大事です。

 

企業は、地元に貢献できて初めて受け入れられることを知っているので、

ここを疎かにはしないはずです。

 

当園も、説明会には参加し、取り組める環境が整うかをしっかり見定めてゆきます。

また提案もしてゆきます。

 

町には農家が取り組める環境整備をお願いしたいと思っています。

 

企業には栽培のノウハウはないようなので、ここを農家にお願いしてきているようです。

 

というわけで、吉見町の苺農家が苺苗を供給する側になります。

 

 

ただ、このいちご苗の生産には、異常気象の大きなリスクが伴います。

 

企業にいちご苗を提供することとなった場合、栽培するいちご苗は60万本程度になるでしょうか。

60万本を生産するのに資材費として約3000万かかり、さらに労働力も必要です。

もし台風や病気の感染で被害が出てしまったとき、農家がかぶることになります。

 

新潟の津南町が苺苗の生産を辞めたのもこれが原因です。

企業側も、購入する予定だった苗が提供できなくなれば、加工用苺の生産ができず大きな打撃になります。

 

問題はここなんです。

 

リスクを農家だけが背負うのではなく、全体で背負う仕組みが必要です。

企業は設備に係る費用は負担してくれるようなので、

生産に失敗したときの負担をどう支えてくれるのかが問題ですね。

 

今年から新設された収入保険制度というのがありますが、この制度も5年間の実績がないと保証は受けられません。

事業計画だけでは無理です。

 

課題は、この5年間のリスクをどこが受け持つかです

 

このリスクをうまく分担する仕組みができれば、

イチゴ苗の生産が安定し、企業によるイチゴ苗の生産、加工用苺の生産で雇用が生まれ、

そして既存の農家も苗の安定供給が受けられるので、吉見いちごの生産が守られると思います。