昨日の農業新聞を見て少しぞっとしました。
一面に「種苗の自家増殖禁止」の文字が大きく載っています。
自家増殖というのは、農家が、購入した種苗から栽培して得た種や苗を次期作に使うことをいうのですが、
これまで自家増殖は原則容認されていて、自家増殖を禁止する農作物が例外的に規定されていました。
新品種が中国などの海外へ流出するのを止めるのが目的のようです。
確かにいちごも、中国や韓国に日本のいちごが流出していることが問題になっていますよね(カーリングでも話題になりましたが)。
ただこれが実施されると・・・いちご農家は立ち行かなくなりますね、
(自家増殖がいきなり全面禁止になる事はないと思いますが)
横田農園では、主に次の3通りの方法で苗を自家増殖して使っています。
※実採苗・・名前のとおり、その苗からいちごを収穫します。
親苗・・実採苗をつくるための苗をいいます。
【方法その1】
【方法その2】
”秋”に種苗センターからウイルスフリーの苗を購入して(一本¥200円)、それを親苗にし、そこから実取苗を増やす。
【方法その3】
”春”に種苗センターからウイルスフリーの苗を購入して(一本¥500)、それを親苗にし、そこから実採苗を増やす。
JAでも農家向けに苗を増殖して販売していますが、1本50円です(当園も、上記の苗が足りなくなった場合はJAの苗にお世話になります)。
それを更に各農家が自家増殖して使っています。
種苗会社は、種苗センターから購入した1本500円の苗を増殖して、1本150~200円で販売しています。
種苗会社は自ら増殖する以外にも、農家が増殖した余剰苗を仕入れて販売する場合もあるのですが、
これは1本70~100円で販売し
ホームセンターでは、上記の種苗会社から苗を仕入れて、1本198円で販売していますね。
誰でも普通に買えるので、
・・・この自家増殖禁止の記事が載る前の日、
同じく農業新聞に、いちごのエキスパートの方の記事が掲載されていて、
いちご苗を120万本生産し、出荷している、というかなり驚きの内容が記載されていました。
いちごの里といわれている吉見町全体でも、1シーズンに使う苗の数は全体で30万本です。
お隣りの川島町は10万本です。
今年は6万本の生産を予定しています。
いちごの価格が上がってくれば採算が合うので、30万本も可能なところまできているな、
農政やJAとの話し合いがうまくできれば、この記事の農家のように、いちご苗を出荷することも可能になるかも!と夢を膨らませていたところなのですが、
昨日の自家増殖禁止を検討の記事を見て・・・がっくりしました・・
いちごで自家増殖禁止は・・本当におそろしいです。
いちご栽培の現状を、しっかり訴えていかないといけないです。
