先日の認定農業者の記事に関連して、今日は農地のお話をします![]()
認定農業者になると、農地が優先的に借りられるようになるかというと・・
残念ながら認定されたからといって優先的に借りられるようになる、ということはありません。
今政府でも、やる気のある農家に農地を集積して、規模を拡大していくことをすすめていますが、
大規模にやるようになると、地域に少なからず負担をかけることになります。
空いた肥料袋などの農業資材が風で飛んだり、耕うん後の砂ぼこりが洗濯物を汚したりと、
知らず知らずのうちに地域に迷惑をかけることになるんです。
当園の周辺は民家が多いのでなおさらです。
なので、土地を貸すかどうかは、認定農業者か、法人か、などと言った法的な信用よりも、
個人的な信用のほうが大きいのが農家地帯の特徴です。
実際には経営者や農家本人を信頼して農地を預けることが大半なのです。
先日もアップしました次の認定書によって、当園は認定農業者になったのですが、
それと同時に「農地所有適格法人」にもなることができました。
またまた聞きなれない用語ですよね![]()
「農地所有適格法人」というのは、以前は「農業生産法人」という名前だったのが名称変更されたもので、農地を貸し借りできるだけではなく、「所有」することのできる法人のことです。
この「農地所有適格法人」になったことで、当園は法的には農地を所有することができるようになったのですが、
認定農業者と同じく、この「農地所有適格法人」になったからといって、土地が借りやすくなるかというと、そんなことはありません。
逆に法人というと、まだ農家(地主)によってはあまり馴染みがなく、どちらかというと悪いイメージがあります。
というのも、法人が農地を所有しても、儲からずに農業を続けることができず、
結局農地が廃材置き場になったり、転売されるなどの問題が結構起こってしまっているからです。
基本的に農地は農業以外の利用はできないのですが、
通常は不可能ですが、
その後コンビニをたたんで転売というところは、
こういう背景があるため、見ず知らずの法人に農地を貸したり売ったりということは、よほどのことがないとありえません。
認定農業者や農地所有適格法人などになることは、公的な証を得ることになるので、農地を貸す側にすれば安心材料の一つにはなると思いますが、
農地を借りて規模を拡大していくには、やはり周辺農家の信頼を得ることが何よりも重要になってくるわけです。
